川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

壮年の、夕陽の、

頭の中がグルグル回転しているわりに考えが少しもまとまらない。感情が乱れ飛んで交錯している。だから、土曜日にあったことを時間通りに記すのみだ。 朝、点けっぱなしのテレビの前にふたり座っていた。横浜の新しく開業したロープウェイが映っている。しば…

無題

昨晩、ほんとうに久しぶりに同じ組織の同業者たちと一堂に会して話し合い、そこは割烹料理屋の二階だったから、その後飲み食いもした。ただ、議論の渦中にいるにもかかわらず、皆の声が遠くで聞こえているような感覚が幾度もあった。距離を感じ、親密さを感…

関東平野の夕日

午後4時半、関東平野の道を走る。進行方向に綺麗な夕焼けが見え、助手席からそれを撮る。Hさんの帰国が迫り、その前に一度と両親、犬と一緒に出かけた。脊柱管狭窄症を患う母親が長時間のドライブに耐えられないので、つくばとその周辺。 竜ヶ崎市(人口7万…

ストーリーという名のホテル

『余白のランナー』が届いた。この詩集所収の「下痢の止まらぬ女」「中腰の女」は大学時代の友人KやIと話したことあるなあと思い出した。後者に関してはTさんに心酔していたIがゼミナールの時にTさんがここに中腰の女が見える、とセザンヌの何かの絵画…

映画と詩集に関するメモ

酒量を間違えたか、ウィスキーウォーキングに出る前に自室で寝落ちしてしまう。それでも絨毯に倒れ込んでいた状態からムクリ起き上がり、8時半前にウォーキングに出発する。階上でHさんの電話する大声が聞こえる。 土手沿いを歩く人もまばらだが、時間が少…

強化された湯飲みを

年賀状の早割り25%オフを適用させるため、西新井の行きつけのカメラ店に赴く。正月を意識するのも早いのだが、その店が入る商業施設の入口には高さを変えたいくつもの消毒液とともに大きなクリスマスツリーが置かれている。 夕刻、電車の中からHさんにライ…

オレンジ外灯

書棚の整理をしようとして余計散らかってしまうというありふれた現象。やりながらウィスキーをたいして飲んでいるわけじゃない。WW(ウィスキーウォーキング)の時の方が多いくらいだ。だから途中で怠くも眠くもなっていない。こうしてブログを書いている…

ふたりの恩師

書棚の整理をしようとして余計散らかってしまうというありふれた現象。やりながらウイスキーをたいして飲んでいるわけじゃない。WW(ウイスキーウォーキング)の時の方が多いくらいだ。だから途中で怠くも眠くもなっていない。こうしてブログを書いている…

文化の日、Tさんの図録は完売していた。

北関東を経巡っているおれだけど、群馬県に最近あまり行ってない気がしていた。藪塚のスネークセンターに行ったのが最後かな。判然とは思い出せない。〈缼けたる鼎談〉の余韻がまだ脳裡に響いており、群馬の神社に行こうと思って最初に浮かんだのは三夜沢の…

氷塊

小雨。池袋西口の表記がややこしくなって、Mからそれで何口でしったっけ?とラインが来る。わしもようわからんのだけれども、西口北ですかのお。フクロウのところに立ち、正面ばかり見ていたら後ろからポンと肩を叩かれた。髪の色を黒に戻し、ダーマペンの効…