書棚の整理をしようとして余計散らかってしまうというありふれた現象。やりながらウイスキーをたいして飲んでいるわけじゃない。WW(ウイスキーウォーキング)の時の方が多いくらいだ。だから途中で怠くも眠くもなっていない。こうしてブログを書いているくらいだから。ともあれ、今日はこれで終わり。明日以降につづく。それでもひとつよかったのは前橋文学館では完売していたTさんの図録が奥からムクリと起き上がるようにあらわれたことだ。この中に「神の兄の弟」というHさんのエッセイがある。わたしの奥さんじゃない、こちらのHさんもわたし及びKが大学時代にお世話になった方だ。Tさんと同じく、面と向かっては先生と呼んでいたが、KらとのあいだではHさんだ。年齢より明らかに若く見える色黒の童顔、言葉を大切に扱う九州男児の詩人である。とんと会っていないが、Kの奥さんは今でも繋がりがあると聞いている。現在もあまり変わらない風貌なのだろうと推測する。
ふたりの恩師。わたしが死ぬまでおふたりに対する敬愛の念は変わらないと思う。Tさんの図録も完売していることだし、「神の兄の弟」をこんな僻地に掲載することもまるきり意味のないことじゃないだろう。個人的には大学時代を思い出してホロリとしたり、ニヤニヤしたり。四半世紀近くも前の話だ。
追記. 今朝方、書棚の整理をしたら以前購入した『死語のレッスン』が出てきた。こういうことが二度、八度とある。壮年45歳。