川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

老いの微笑

久方ぶりにウレタン敷きのジョギングコースから対岸を撮る。最近とみに眼が悪くなって、スマホの文字が見えにくい。文庫の活字が見えにくい。事務所の地図が見えにくい。中文教室でノートをとっていても自分の書いた文字が見えにくい。かといってたとえばス…

貴方がムースーロウ派で良かった。

紅白のドラゴンフルーツ。実家にある狗の置物。ドラゴンフルーツいらっしゃいませ~。ドラゴンフルーツは甜みの控えめな果実だが、紅は白よりもやや甜みが強い。でもいずれにしろ他の果実に比べ甜みが控えめで、これを食べたあとにキウイフルーツや柿を食う…

しっとりした中越 

越後湯沢。この『雪国』は1957年の作らしい。八千草薫の若い頃の美貌は驚くべきものがある。川端康成がこの旅館に逗留して「雪国」を執筆したのは、昭和9年の晩秋から昭和12年にかけてのことだが、この木造3階建はたぶんその頃でしょう。数年前、実際、旅館…

皿の花

敬老の日。両親とHさんとかごの屋で昼飯。その後、父親が近いから椿山荘へ行こうと言い出す。滝の裏から。 バンケット棟のフォレスタとかいう喫茶でモンブランを食らう。花の皿というものはない、皿の花があるだけだ。コーヒーとセットで1,680円くらい。 実…

ぶどう団地

予報ではぐずついた天気になりそうだったのだが、カーテンを開けてみると晴れていた。藪塚の気持ちよい朝。 ぶどう狩りに行く途中、当初から予定に入れていた足利市(14万7千人)の鑁阿寺(ばんなじ)、足利学校に立ち寄る。渡良瀬川を渡っている時、川面や…

藪塚の一夜

太田市藪塚のジャパンスネークセンター。個人的には3回目、Hさんは初めて。彼女が蛇好きであろうはずもないのだが、杭州西湖には白蛇伝、妹の家の裏山には洗澡する蟒蛇の奇譚が伝わり、蛇に馴染みはあるらしいので、白い蛇も大蛇もいて見る価値あるよと誘っ…

ビャッと成語で

午後6時40分頃、柏駅西口。常盤線快速は北千住(足立区人口、67万8千余人)、松戸(49万人)、柏(42万2千人)と停まった。私の最寄り駅から20分くらい。業界の知り合いで松戸や柏に住んで、東京に通勤してくる者を何人も知っている。東口のそごうは閉店し、…

松花麦饼

松花麦饼(ソンホアマイビン)。これはHさんの両親の家、诸暨の郊外に行った時、彼らの手作りで振る舞われた。出来立てのあつあつが山ほど皿に乗っていた。蕭山出身のディンディンの女朋友が初めて食べたと言っていたが、無論、僕も初めてだった。Hさんが向…

金沢・片山津

「弁当忘れても傘忘れるな」という格言は実のところ日本海側の多くの地域で使われており、金沢に限った話ではないのだという。それと、これは雨がよく降るという意味以上に、一日の中で目まぐるしく天候が変化する、そのことの謂いらしい。私のよく行く長岡…

今年第21号

午前8時半頃。自宅附近はさほど風なく、雨は降っていたので、モンベルの撥水の上下を着て出勤した。その後、一時的に風雨が強くなったが、昼頃には青空も見られた。東京は台風の気配を感じるものの、今のところ妙に静かだ。一方、西日本では、台風21号チェー…

ゴルゴンゾーラのパンを囓るだけ

山椒魚のようなゴルゴンゾーラのパンを昼飯に食べる。これは昨日、両親が小狗を連れて茨城方面をドライブし、ついでに寄ったペニーレインという店で買ったものを今朝くれたのだ。レシートも入れっぱなし。9月になり、もう1年の3分の2が過ぎた。それで何を言…