川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

彼女たち

Hさんが微信を通じて知り合った近所の中国人がたまたま老乡(ラオシャン 同郷)だった。地方都市の诸暨だから互いに珍しがってすぐに会ったらしい。そのEさん(日本名)はすでに来日30年、日本人の夫、日本で生まれ育った中国語のあまり話せない男と女の子供…

4年前

『峠 最後のサムライ』撮影中の画像をみる限り、やはり役所広司は少しも河井継之助に似ていないようだが、そこは役所広司なので、動き、喋っている姿をみるまでは判断を下せない。

脱出する痔核

※今回は尾籠な話なので読み飛ばしてくだすっても結構です。ただ、漱石の未完の遺作『明暗』の冒頭だってそうなんですよ。 土曜日の夜に暴食し過ぎたのはたしかだ。壮年の衰えつつある器官がこらえきれず、夜半から酷い下痢が始まり、朝までに2度トイレに籠っ…

長閑な埼玉

埼玉県久喜市(人口15万1千余)、圏央道菖蒲パーキングエリア。「上下線集約型である。また、地上に建設された為、外部(市道)からも売店のみ利用が可能となっている…」(Wikipedia)。人気がなさそうにみえるが、反対側からも来るし、屋内にたくさんいる。…

通俗的な街で、

通俗的な街でレッスンまでの1時間を過ごす。人口42万余のベッドタウン(衛星都市)、国道16号線文化都市。ターミナル駅周辺はひととおりなんでもそろっており、生活するのに困らない。カンファタブルといえばそうなのだろう。地方都市で駅前がこれだけ賑わっ…

萩原朔太郎文学館

しれっと前橋文学館に至る。今回で3回目か4回目。2016年に萩原朔太郎の孫、萩原朔美氏が館長となってからは初めて。朔美氏は現在70いくつだが、私が大学時代に所属した学科の教授だった当時は年齢的に脂が乗っていたのだと思う。ただ、この人の講義を聴いた…

鳴子峡へ行きたしと思へども

萩原朔太郎の随筆をKindleで読む。99円。 昨年の秋だったか、おととしの秋だったか記憶が定かじゃないが、友人のSが仕事がらみとはいえタイミングばっちりの時期に鳴子峡の紅葉を訪れ、写真をツイッターにあげているのをみて、錦繡の断崖に目を奪われた。ま…

西丹沢

渋滞する東名高速の1台に、西洋人の中年男女が乗った黄色いスポーツカーがあった。幌を開け放し、ふたりともサングラスをかけ、女は金髪をたなびかせ、さすがにサマになっているなと思ったが、こんなのろのろ運転で季節外れの強い日光を浴びつづけて大丈夫か…

「辺境からの手紙」

ドゥニ・ヴィルヌーヴ『灼熱の魂』(2010)を東京芸術センターのブルースタジオで。金曜日の午後7時。観客は私を含めて3人。この館に来るのは、アピチャートポン・ウィーラセータクン『ブンミおじさんの森』(2010)以来だが、あの時も観客は3人だった。1,00…

ダブルデッキにて

【千葉県柏市の柏駅東口にあるペデストリアンデッキ(日本で初めて作られたペデストリアンデッキ)は、「ダブルデッキ」と呼ばれている」】。Wikipedia 午後6時40分。ダブルデッキより夜空に白亜を浮き上がらせる閉店そごうを撮る。回転展望台の内部にわずか…

黑白还是彩色?

ウレタン敷きのジョギングコースをウオーク。標高の高い場所はもう紅葉が見頃だといいます。先日行ったアルプの里はまだ全然でしたが、短い期間でめざましく色づくのでしょう。最近、ドコモのCMで一休さんのでかい仮面を被ったわけのわからないやつが流れて…