川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

蜜をなめる43才

1980年代の日本映画を観て、根津甚八っていい役者だなってあらためて思いました。2000年代に入ってからはさまざまな病を患ったり、交通事故を起こしたりと不運がつづき、最後は俳優業をやめるに至ったようですが、鬼籍に入った現在も、彼の功績はフィルムに…

烧烤━タフガイのいる風景

烧烤(BBQ)をやるからとHさんの上司W老师に誘われて、ひょいひょい西川口に出かけていった。どこでやるのかと思ったら案の定アナーキーなことで、会所の入口、雑居ビルのエレベーター降りてすぐの踊り場であった。煙や熱に反応するような機器は見当たらな…

視力補正器具

雨がびしゃびしゃと降りつづく。Hさんが前からの約束だし、すでに金銭を払い込んだので仕方がないと午前6時に起床し、支度を整え、錦糸町に向かった。伊豆修善寺に行く日帰りバス旅行の出発地らしい。パジャマ姿で玄関に佇むわたしの薄毛に冷たい雨粒が降り…

東荒川ダム親水公園

16日、行楽日和。家のポリタンクに湧水がなくなったからまた汲みに行こうとHさんに数日前から言われていた。そんなもんわざわざ行かずにスーパーでミネラルウォーターでも箱買いすればいいと言う人がいるかもしれないが、彼女もモノよりコトで考えており、…

日本麻辣化計画

12日。Hさんの病院に駒込まで付き添い、昼前に終わったので隣り駅の巣鴨で上海料理を食う。彼女の好物という烤麸(カオフ)を注文するが、私はあまりうまいと思わない。例によって上海口味で、砂糖の甘みがつよい。見た目ほど濃い味ではなく、しっとり弾力…

さみしい海辺

10日、小春日和。さみしさの漂う11月の海水浴場。ぼくは波打ち際まで行ったが、振り向くとHさんはついてきていない。30mくらい後方で打ち捨てられたゴミの上に立ち止まり、顰めっ面をしている。そこまで戻り、けっこう波は荒いよと言うと、没有什么好玩と低…

醉蟹

4日、小春日和。最近、Hさんが気に入ってよく行っている巣鴨の上海料理の店。ぼくは初めてなのですが、蟹好きの彼女が醉蟹(ズイシエ・酔っぱらい蟹)を食べさせたいというのでひょいひょいついていきました。T恤いちまいでよいくらいの陽気で、街路を歩い…

フィジカル!!

2日夜。決勝は南アフリカの完勝だった。開始早々、イングランドのPRシンクラーが味方とぶつかって頭を強打し、負傷退場。これが響いたのか、スクラムは南アが圧倒的優勢、イングランドは再三コラプシングをとられ、そのたび南アのポラードのペナルティキック…