川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

浙江省

天一閣 〜寧波〜

たしかに寧波を代表する有名観光スポットであるわりに天一阁の場所はわかりにくい。狭い道に進入したディンディンも迷ってしまい、クルマの窓から顔を出し、道路脇に立っている白いランニングシャツのおやじに「师傅」と呼びかけている。この辺に駐車して天…

老外灘 ~寧波~

14日夕刻、宿に到着。ウェルカムドリンクがあったり、フロントの右側に下のようなスペースがあったり、瀟洒なホテルだ。亚朵酒店(ヤードゥオジィョォディエン)。ここもディンディンが予約した。部屋には老外滩(ラオワイタン)の大きなパネルが据えてある…

風にはためくスカーフ ~寧波~

14日、晴れ。寧波の中心市街地に宿をとったが、先にディンディンが奨めてくれた蒋介石旧居に向かう。西から東へ、高速公路を快適なドライブ。ディンディンの運転はかなり上手い。旧居は寧波市奉化区の渓口鎮にあり、このエリアは国家重点風景名勝区AAAAA級旅…

諸曁の夕暮れ

13日午後4時過ぎ、メガロポリス上海虹橋駅から高鉄(ガオティエ)に乗車する。諸曁(ヂュージー)から迎えに来てくれたのはHさんの息子、ディンディン。彼はバスケットボールをやっているが、黒のタンクトップに短パン、手ぶらのサンダル履きという練習帰り…

ガングリオン

昨晩は同業者との暑気払い。夕刻、事務所を出て自転車で駅に向かっていると涼しい風に顔を撫ぜられた。前方を歩いているサラリーマンの手には傘が握られている。関東に台風13号が近づいており、明日には上陸の恐れもあるという。 上野の居酒屋。座った向かい…

宵寝

昨日は昼職場にいる時から躰がだるくて、帰宅後、飯を食ったあと宵寝した。2時間ほどして起き上がると、だいぶ恢復している。やっぱり眠るのがいちばんだな。 大学の先生らが執筆した『東アジア海域に漕ぎだす3 くらしがつなぐ寧波と日本』(東京大学出版会…

酸菜魚

酸菜魚(スワンツァイユィ)。諸曁市からHさんが昼飯の画像として送ってきた。以下、Wikipediaから。 重慶江津県の川辺の農村で生まれた。商品価値が低く市場では売れない小魚を漁民が物々交換に持ち込んだことから、農村の酸菜と一緒に調理した酸菜魚が誕生…

寧波=ニンポー

昨日から今日の明け方まで。 感冒薬をのんでいるが、鼻腔の奥が詰まった感覚がずっとあり、咽喉もいがらっぽい。但し、洟は垂れず、咳もほとんどない。この程度の症状で福岡へ飛ぶことに問題もないが、向こうで楽しみにしている食事には差し支えがあるだろう…

諸暨今昔

昨日の夕方5時半頃、強風になぶられた髪を手の腹で撫でつけながらパソコンに向かっていると、ドアが開いて父親の友人T氏が顔を覗かせた。長身痩躯の彼は長い腕を差し出して、「これ、ヴェトナムのお土産。お好きだと聞いていたんだけどなかなか渡せなくて」…

浙江省のクルミ

Hさんの妹が送ってくれるこのクルミは私の母親の好物で、友人たちにも配り歩いているらしい。殻に包まれたクルミの香ばしい苦みのなかにほのかな甘さがしみており、たしかに後を引く。日本にも似たようなものがあるのかも知れないが、見かけない。 今回は今…

金山越府

諸曁駅で客引きのタクシードライバーに「金山越府まで」と言えばこの小区まで連れてきてくれる。ただ運転が荒く、後部座席のスプリングが派手に軋んでケツが痛い。中国語で「小区」といえば、「高層住宅が集団を成して連なり、生活に必要な施設・店舗を伴っ…

雷峰塔

杭州西湖、雷峰塔(レイフォンタァ)からの眺め。中国各地からの観光客だらけ。上有天堂,下有苏杭。 上野の不忍池も西湖と関係あったような気がするが、全然違うものである。なにしろ規模が違い過ぎる。

巨大

巨大宇宙船内部。ではなく、杭州東駅(ハンヂョウドンヂャン)。中国最大の鉄道駅のひとつらしい。強化ガラスの一部にめりめりに罅が入っていたのと、閉店間際だったからか、売店の服務員の態度が酷かったのを憶えている。 千島湖(せんとうこ・チエンダオホ…

諸曁市

おはようございます。 X君との結婚生活破綻ののち、ひょんなことからHさんと親密な仲になり(出会ったのはX君より先)、現在、一緒に暮らしているわけだが、そのHさんの生まれ故郷は浙江省紹興市にある県級市、諸曁市(しょきし・ヂュージーシュィ)であ…