川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

宵寝

昨日は昼職場にいる時から躰がだるくて、帰宅後、飯を食ったあと宵寝した。2時間ほどして起き上がると、だいぶ恢復している。やっぱり眠るのがいちばんだな。

f:id:guangtailang:20180805000454j:image大学の先生らが執筆した『東アジア海域に漕ぎだす3 くらしがつなぐ寧波と日本』(東京大学出版会)を読了したが、まあ全体の3分の1くらいは飛ばした。こういうアカデミックな本は、関心のない部分をムリに読もうとするとかなりの苦役を強いられるので。それでも興味深い分野も多くあり、〔第Ⅰ部「水の世界」寧波の環境と社会〕の舟山群島の歴史、浙江地域の海賊の項目は熟読した。

ちなみに昨晩の話し合いで、諸曁市滞在中の寧波・舟山旅行が1日増えて、2泊3日となった。寧波に朋友のあるHさんの息子Dが、寧波市街地までクルマで3時間、そこから舟山まで1時間弱、1泊じゃタイト過ぎるよと母親に助言したからだ。大陸の地図をみればわかるが、浙江省は内陸の省に比べれば小さいのだが、それでも北海道よりひと回り大きいし、海岸線は中国でいちばん長く、島嶼が最も多い(舟山群島)。Dが運転して、Dの女朋友も一緒に行くという。

【2018.8.6 追記】

上述の話し合いのなかで、Dが「ジャンジエスー」の生まれた場所に行かないかと妙に薦めてきて、最初誰かわからなかったが、途中で蒋介石だとわかった。蒋介石は寧波の出身なのか(浙江省寧波府奉化県)。じゃあ行こうと言ったあとに地図でみると、寧波の中心部からだいぶ南西にあるのだ(渓口武嶺門)

f:id:guangtailang:20180805000503j:image井上靖天平の甍』を読んだ。これは「鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、木の葉のように翻弄される僧たちの運命…」(新潮文庫裏表紙解説より)を描いた小説だが、遣唐使として大陸に渡ったいろんな型(タイプ)の僧が出てきて、彼らそれぞれの道行きが面白い。そして、唐代の寧波のまち(明州)や寺(阿育王寺 あしょかおうじ)も出てくる。私は時々井上靖の文体が懐かしくなって、引っ張り出して読む。

f:id:guangtailang:20180805114651j:image以前からある右頬骨上のシミが大きく、或いは濃くなっている気がすると言うと、じゃあ、あれを肌に塗ってみなさいとHさんにWeChatの音声通話で促され、茶色の小瓶に入った液体を擦り込む。老いたわ。

f:id:guangtailang:20180805211834j:plain5日朝、高校野球が始まった。100回の記念大会らしいが、今や私は球児の父親でもおかしくない年齢になってしまった。従来の東京と北海道以外に大阪と神奈川、千葉、埼玉、愛知、兵庫、福岡が2校出ている。広島や京都は2校じゃないんだな、学校の数が多くて、野球どころなのに。まあ後者を言ってしまえば、四国から6校出られるとか、そんな話にもなってしまう。