川の照り

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

エロチカ狂想曲

f:id:guangtailang:20220108132639p:image7日、神戸から東京へ戻る運転。父親と交代で新東名を走る。渋滞らしい渋滞には遭わず、昨晩関東地方で降った雪の影響だけが心配。岡崎SAで昼飯。去年の今頃もこのSAで休憩してこの店に入り、この席に座らなかったっけと僕が言うと、父親がそうだな、そういう覚えがあると同意する。母親はきしめんとミニ天丼を食べながら、ここまで来ると味が濃くなると言っている。そして、ハーバーランド和食店の鯛めしが関西の味(の薄さ)だと言う。あれは関東の人が食べたらまず薄いと言うね、と受けると、味がないって言うんじゃない、ですと。オリヴェイラ監督の『永遠の語らい』だったか、フランス人のおやじが、年齢を重ねるとつくづく自分はラテン人だと感じると喋る場面があったように思うが、母親も年齢を重ねて、つくづく関西人だと思っているのかしらん。順調に高速を走り、駿河湾沼津SAで休憩。僕はここで高速に乗ってから初めてトイレに行ったが、頻繁にトイレ休憩をする両親にそんな風に我慢しない方がいいと変な心配をされる。いや、ほんとにしたくなかったんだって。

f:id:guangtailang:20220108185926j:image結局、東京まで降雪の影響は受けなかったが、ところどころ凍結はしており、実家の前のコインパーキングにクルマを突っ込んだ時はズルッと滑った。両親と海老名SAで買った晩飯を食い、帰宅したらロマンポルノの劇判を集めた『エロチカ狂想曲』が届いていて、今、それを聴きながらこれを書いている。なんとまあ70年代丸出しの。藤田敏八西村昭五郎曾根中生神代辰巳、武田一成、加藤彰、小沼勝等の映画の。武田『夫婦秘戯くらべ』(1976)の三上寛の「関係」、これね妙に覚えていた。

f:id:guangtailang:20220109223557j:image9日朝、Mと落ち合って喫茶店で朝飯を食う。マニュキアがターコイズブルーに微かにマーブル模様が滲んで僕好みだったが、バスケットボールのパーカーにそれ以上に目がいった。ファッションのレパートリーの幅広過ぎるだろ。君はなんでも着こなせるか。僕はあみ焼きチキンホットサンド、彼女はピザトーストとモーニングのドリンクについてくるゆでたまごとトースト。ペロリと平らげていた。知り合って1年弱だが、どうしてもそういう感じがしない。化粧っけの少ない顔で表情豊かに喋り、よく笑う、貴女は活きてる。この人が病のダブルパンチをくらっているとは信じ難いが、現実なのだ。Mの病がとにかく軽度で済むことを切に望む。