川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

乾燥機が回っているあいだに

f:id:guangtailang:20211022194620j:image冬なの? 今日は12月下旬だかの気候ですって。雨も降ってるし、さすがにウォーキングはやらないと思っていた。ところが、午前中に用意した海外渡航用のワクチンパスポートの申請書がいろいろの写しを添付しなきゃならないようで、それらの元をHさんに借りて、事務所までコピーを取りに行くことになった。そこで歩いて往復することにした。事務所に飲酒して行くのもおもしろいと思い、ウイスキーウォーキングでミズナラをひっかけた。そぼ降る雨の中、傘を差さずお帽子を被って歩くのは気持ちよかった。それで帰ってきて、大事なカード等なので即座に彼女に返却した。すると今度は洗濯物をコインランドリーで乾かしてこいとの指令が出た。承知しましたと部下はまた外に飛び出した。今度は自転車のカゴにビニルに入れた洗濯物を搭載した。乾燥機が動いているあいだ、日曜日に会うKとMにラインのメッセージを送り、やりとりする。こういう光景はアメリカ映画などでよく見る。向こうではランドリーの使用が頻繁で、運命的出会いもあったりする。

f:id:guangtailang:20211022195114j:image禿げてしまったからには躰は鍛えねばと思う。ジェイソン・ステイサムのように禿げを神に感謝する境地にはまだまだ立てず、修業が必要。ところで僕の好みに過ぎないが、禿げが魅力的な日本の作家は、、とすぐ思いつくのは、ご自身でも仰っているが、コートを纏えば刑事そのものの風貌の吉村昭先生。禿げていても眼光の鋭さと相俟っていぶし銀なのだ。ちょっと変わったところでは藤枝静男もその黒縁眼鏡、口髭と相俟っていい顔をしている。存命の人ではほとんど読んだことないが、吉田修一だろう。「パークライフ」を読んだ時、著者の写真を見て、禿げでこんなにかっこいいのかと思ったものだ。彼の場合は元がいいものな。海外の作家だったらたくさんいる。

乾燥機が止まり、それを知らせる電子音が鳴った。