川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

ウォーキング

f:id:guangtailang:20211020203935j:image昨日は満月だったのだが、また地上の風景を撮ってしまった。JR貨物の広大な敷地。調べれば、東京ドーム5個分なのだそうだ。隅田川駅と呼ばれるこの貨物集積所は北海道、東北、新潟、北陸方面から来る貨物列車の終着駅(始発駅)だという。この付近に長年住んでおり(目の前に住んでいたこともある)、出入りする大型トレーラーを眺めて暮らし、この駅の存在感は大きいのに、僕はほとんど興味を持ってこなかった。むしろ川ばかり見て、そっちに親近感を抱いてきた。明治30年頃に開業したというから、平成以降にこの一帯でなされた再開発など浅い歴史に過ぎないが、景観はすっかり変わってしまった。それでも依然真ん中にどんと鎮座している。

気温が下がって以降、Hさんはウォーキングに出なくなった。家で仕事上の学習があるというが言い訳なのだ。汗ばむくらいの気候の頃はイヤホンをつけてそれで学習しながらウォークしたり、家での学習に間に合うようにウォークの時間を調整したものだ。しかしまあそれでいい。ウォーキングは己の意志でやるもので、誰に強制されるものでもない。僕はウイスキーを少しひっかけて、ネルシャツを羽織ってウォーキングする。今夜はシーバスリーガルのミズナラというやつだ。そういえば、Hさんが帰国・再来日の航空券を予約した。覚悟していたが非常な高価格で、生活費と合わせて僕の今月分給料の大半が飛んだ。