川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

ミニボトル

f:id:guangtailang:20210728120851j:image退院後数日が経ち、肛門の痛みもほとんどなく、出血もかなり少なくなってきた。ただ、おならがよく出るのと排便時の痛みへの恐怖はある。

10日も事務所にいなかったから勿論やらなきゃいけないことが溜まっている。それらはやるとして、しかし己の躰に比して、それらの方が重要ということはない。まず己の躰が自在に動かせずして、仕事を優先して考えることなどできない。わたしは。そうじゃない人もいるんだろうが。これが家族や親しい友人だったらまた違うが、仕事などこういってしまうとアレだが、他人事じゃないか。その責務は果たすとして、己の躰より優先される事柄とはどうしても思えない。

Hさんはじめ家族の多くの者にワクチン接種を強く勧められ、モデルナで1回目の予約をとった。わたしは接種に対してあまり積極的じゃなかったのだが、ここにきて考えを変えた。Mも当初から接種には消極的で、そうゆう人が周囲に少なかったので、お、同志がいたと思ったものだ。次回会った時にまた話をしたい。ところで、だんだんMについて感じるようになってきたのは、〈おまえ、アホだろ〉という愛着である。ふつうの女ならさすがにセーブするところで、彼女はしない。この前は見事なひょっとこ顔を写した。笑いと一緒に尻から血ィ垂れるわ。固有の関係において、もうサバサバ系とか言ってる段階でもない。見上げた諧謔精神だ。

f:id:guangtailang:20210728120858j:image弟からの退院祝い。仄聞するに国産ウイスキーは品薄状態がつづいているらしいから、ありがたくいただく。音楽聴きながらウイスキー飲むとかも、消灯された病室で夢想したな。ああ、そうゆうことからも隔たった現状なんだなと思いながら。