川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

西の覇王

3日。体調優れずいちにち蟄居。横臥しながらJ SPORTSで高校ラグビー準々決勝4試合を観る。甲子園も花園もベスト8がおもしろいとはよく言われることだ。実力伯仲同士の戦いだから。それにしてもラグビー文化とは西のものだ。今回も大阪の3校が当たり前のように残っている。あと福岡と関西2校、それに関東が2校。西の覇権を突き崩すのは桐蔭学園しかないような昨今の状況である。

f:id:guangtailang:20200103201419j:image流経大柏には身長2mを超す白人選手ディアンズがいる。この試合、東福岡が序盤から爆発した。前半だけで大差がついたが、解説の藤島さんによれば、東福岡を相手にした場合、どのチームにも一歩間違えばこうゆうことが起き得るという。57対10。

f:id:guangtailang:20200103201433j:image御所実の堅守が光りまくった。そそり立つグレートブラックウォールの前に東海大仰星は攻め手を欠き、花園通算68試合目にして得点できず。ちなみに御所は奈良県内で最も人口が少ない市。14対0。

f:id:guangtailang:20200103201450j:image桐蔭対決。昨年の決勝と同カード。その時は僅差で大阪桐蔭が栄冠を手にした。ちなみに名前の似た両校、特に関係はない。ただ、後発の大阪桐蔭桐蔭学園を範にしたということはあるらしい。さて、試合は桐蔭学園がアダルトでスキのない試合巧者ぶりを発揮した。大阪桐蔭も後半ねばったのだが及ばず、ベスト8で姿を消した。31対12。

f:id:guangtailang:20200103201510j:image京都成章はAシードといいながら、今大会はけっこう苦労して勝ち上がっている。フォワードの体格や背丈が高校生離れしているのだが、解説の村上さんが言うようにちょっとおっとりしているというか、前半リードされ、逆転して勝つ展開が多い。この試合はシーソーゲームとなったが、終了間際にトライを奪い逆転したのは常翔学園だった。京都成章疲労の色が隠せなかった。27対24。