川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

シンガンシェン

f:id:guangtailang:20200107222648j:image5日。神戸の祖母を訪ねる途中、Hさんと京都で一泊する。祖母が施設に入って3回目の正月だ。毎回、行きは新干线(シンガンシェン)、帰りは両親と合流してクルマで帰ってくる。以前には有馬温泉、淡路島、倉敷などで一泊した。

南禅寺の三門に上って遠望する。昔、私の体重が68kgだった頃、祖母、母親と来て湯豆腐を食った思い出の場所にHさんを連れてきた。当時は三門内部の急勾配を注連縄握りながら上った記憶があり、それが祖母には困難だったので母親と私が上り、祖母が下で手を振っているのを見たものだが、今回、金を払って上るのは階段だった。

f:id:guangtailang:20200107222842j:image時間は遡り、京都駅に昼過ぎに着いたので飯を食おうとなり、駅周辺の店をいろいろ見たのだが、どこも満席で並んでいる。上ったり下りたりして、Hさんのリクエストで豆腐料理になった。

f:id:guangtailang:20200107222900j:imageこの珈琲はブラックを推奨するのがわかるおいしさだった。

f:id:guangtailang:20200107222930j:image西田幾多郎が思索しながら歩いたことで有名な哲学の道。冬枯れの景色の中を歩く、というとひっそりとした趣きだが、実際は自分たち含め観光客がぞろぞろ歩いている。向こうから来る人とも頻繁にすれ違う。中国語も聞こえるが、わりかし白人が多い。人が写らないように撮った。

f:id:guangtailang:20200107223004j:image世界文化遺産銀閣寺(東山慈照寺)。もう閉門が近い時間だった。白人カップル2組に写真を撮ってくれと頼まれる。彼らは最初、Hさんに話しかけるのだが、彼女は言語がわからないとすいと私の後ろに下がってしまう。スマホをかざされ、ピクチュアと発話されれば私でも意味はわかる。彼女はヂャオピェンじゃなきゃダメなのだろうか。人が写らないように撮った。

f:id:guangtailang:20200107223022j:image歩き過ぎたので、夜はホテル近くで焼肉を食った。