川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

曲者のさむけ

f:id:guangtailang:20210904213115j:imageついたちの夜から注射した部位が腫れてきて、いよいよかなと思ったら左腕だけじゃなく右腕も、それらだけじゃなく背中、上半身全体が筋肉痛になった。その時点で体温を測ると36.9度で、平熱よりは高いが、まだ発熱というほどじゃない。しかし、さむけがきた。これが曲者だった。早々と床に就いたが、ちょっと前までの気温に対応していた薄手の掛布団じゃ寒くてしょうがない。Hさんにもう一枚掛布団を出してもらい、二枚の中に潜り込んで、躰をくの字に曲げていた。ひどい筋肉痛で眠れなくて、暗闇の中、ユーチューブのわけのわからない動画を見るともなく見ていた。いや、目は瞑っており、音声だけだったかもしれない。喉が渇き、ポカリスエットをがぶ飲みした。なるほど、これが音に聞くモデルナ2回目の副反応かと思った。少しまどろんだような気がして、体温を測ると37.1度で、まだ発熱に至っていないから用意した新セデス錠は飲まなかった。念のため、もう一度測ると37.5度だったので、錠剤をふたつぶ呑み込んだ。

f:id:guangtailang:20210904213253j:image翌日は会社を休んだ。熱は新セデス錠をよんつぶ呑んだあと、速やかに下がった。が、筋肉痛とさむけが相変わらず強く、躰が怠くて裸でシャワーを浴びる気力も湧かなかった。ふつかめがきついというのはこれかと思った。しかし、その翌日には嘘のように恢復するという話も聞いていた。食欲はそこそこあったが、Hさんが気を遣って朝飯がお粥だったりした。ポカリスエットをがぶ飲みした。横臥してパソコンでDVDを見るともなく見たり、梨を食ったり、眠ったりした。常に掛布団を纏っていた。ワクチン注射した日から気候ががらりと変わった。

みっかの朝になるとすっかり体調は恢復した。母親からの早朝のラインににさんのメッセージを返し、出勤した。