川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

淋しい九月

f:id:guangtailang:20210901134749j:image先月4日に来た時は真夏の照り返し。今日は白い空から時折小雨がぱらつく。モデルナに関しては連日異物混入や、2回目接種した30代基礎疾患ない者の原因不明死が喧伝され、なんだか不穏な中での接種となった。時間通り会場に着くと、わたしの接種を担当した人は20代半ばくらいの美麗で、報道のことなど忘れた。まあ、さして気にしてはいないが、ロットナンバーくらいは調べたのだ。濃い臙脂のユニフォームがよく似合っている。足元はスニーカーだった。前回同様、シャンデリアの部屋で経過観察15分。

f:id:guangtailang:20210901134755j:image明日、発熱その他の不調があらわれるかどうか。一応、解熱鎮痛薬として新セデス錠を用意している。アセトアミノフェン配合の薬で、最初タイレノールを探したがどこも売り切れていた。Hさんも6日に打つ。ちなみにMは医療従事者だが、今のところ打つ気がないようだ。考え方や置かれた環境は人ぞれぞれ。ただ、わたしが感心した物言いで、ある医療従事者が、ワクチンを2回打っても感染する人はいます。打たないよりはマシということです。ダンジョンに入るのに一応皮の鎧を着ていくのが接種済者、素っ裸で突入するのが未接種者です。というものがある。

f:id:guangtailang:20210901134801j:image鯖のキーマカレーと鯖寿しの昼飯を食う。我慢の時期が去ったら、北陸行きたいなあ。富山湾で獲れた海産物食べたい。雨晴海岸、恐竜博物館にも行きたいし、敦賀にも行ってみたい。など考えながら。

f:id:guangtailang:20210901135041j:image上野アメ横ラムタラでDVDを2本買う。杖をついた人が高架下の狭い店内を右往左往している。『雪の断章─情熱─』は遠い昔に観た気がするが、その時とはわたしが別人になっているかもしれないし、そうでないかもしれない。

加山麗子は『金曜日の寝室』(1978・小沼勝監督)での役名が高見沢花土(たかみざわかづ)といって、やたら愛人の男に「かづ!」と呼ばれるのが耳に残っている。漢字で花土というのがいい。