川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

28日後

f:id:guangtailang:20210804115903j:imagef:id:guangtailang:20210804115910j:imageモデルナの1回目を上野精養軒で打ってきた。打ったあと15分間は経過観察のため会場に留め置かれるが、見渡すと若い人ばかりでわたしが上から2番目くらいだった。ただ、並べられた椅子はずいぶん余っている。時間帯予約だからこんなものかな。場所柄、会場には高級感がある。シャンデリアの下。窓からの景色もよい。11時52分、退場。きっかり28日後にまた来る。

現在23時34分。半日経ったわけだが、異常といえば注射された上腕箇所を中心にやや鈍痛があるくらい。腕をいろいろな方向に動かしてみるが、ちょっと重い感じがするだけで上がらないということはない。今のところそれだけ。

夜半、注射された腕を下にする睡眠姿勢は痛くてとれない。そのことに気づく。

f:id:guangtailang:20210804120012j:image時間は遡るが、午前10時半。会社を出発する。肛門恢復期のため自転車に乗れず、バスと地下鉄を乗り継ぐが、すべてのタイミングがやけにばっちり合う。そうゆう日が誰にもある。停留所に着くとバスが目前に停まり、駅のプラットフォームに降りて電車に乗った瞬間動き出す(始発)。帰りは違うルートにしたのだが、ほぼ同様であった。トータルで20分以上は節約した。しかし20分程度の節約がなんだというのだ、いかにも都会の賃労働者だな。

そうゆうわけで、予約時間の30分前に上野公園に着いてしまう。時間をつぶすため科学博物館の方に歩いていったが暑熱でくらくらするので、シロナガスクジラを撮って引き返し、あとは緑蔭のベンチで過ごす。これが正解で、気持ちのいい風が吹いてくる。目を閉じれば蝉時雨が一層凄い。八月の濡れた額を拭い、化石したようにじっとしている。この時間がワクチン接種の時間に連結されるという気がしない。

正午過ぎ、上野駅で昼飯に若廣の鯖すしを買う。隣りがメルヘンなんだな。しばらく食っていないが。

f:id:guangtailang:20210804120018j:image應嘉麟はどんどん成長している。丁丁・小蕾の婚礼は延期に延期を重ね。Hさんは帰れるかどうかやきもきしている。