川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

コーヒーゼリーとココナッツアイスクリーム

※ハゲマル(壮年45歳のこと。前頭部ならびに頭頂部の薄毛進行に由来する)。

f:id:guangtailang:20220223133729j:image天皇誕生日北千住駅からペデストリアンデッキで繋がっている商業ビルの9階でHさんとランチを食おうと思ったら、いちねん前に閉店していた。それでハゲマルの独断と偏見で秋葉原の海底撈に変えた。午前10時54分にエレベーターの5階のボタンを押すがランプが点灯せず、〈この階には止まりません〉と音声がのたまう。仕方なく1階のビルの谷間に戻る。寒風に吹かれてふたり突っ立っている。ちょっとおもしろくなかったのか、Hさんがハイディラオ(海底撈)は最近かなりの数の店舗を閉店しているのだと呟く。それについてはハゲマルも知っていた。コロナ状況下、収束をにらんで店舗数を増やす戦略をとるが、思いのほか長引いているのが徒となったらしい。大陸ではそうなのだろうが、日本の店舗が閉店する噂は聞いていない。11時を回り再びエレベーターに乗り込むと、今度は5階のランプがピッカリ点いた。

f:id:guangtailang:20220223133953j:image海底撈の服務態度、ともすれば行き届き過ぎたとさえ言えるサービス精神については有名なので今さら言及しない。今回はタレも服務員にすべてお任せした。胡麻ダレと牛肉そぼろダレをベースに。福建出身のジャニーズ系服務員の手によりベストの塩梅でそれらは来た。スープは三鮮とトマト。真紅のタートルネックセーターにエプロンをしたHさんが我々のテーブルにベッタリはりついたジャニーズと雑談しているのを微笑ましく眺める。最後は勿論ココナッツアイスクリーム(CI)で締めるハゲマル。Hさんも満足。

f:id:guangtailang:20220223134004j:imageその後、Hさんの希望で周辺の上島珈琲を調べると御茶ノ水ワテラス店が表示され、それならば黒田記念館店まで行こうじゃないかと提案し、受け入れられる。秋葉原から移動。冬晴れの上野公園を横切る。

f:id:guangtailang:20220223150901j:image疎林に鎮座する裸の王様の前を通る。黒田記念館店の2階フロアで小1時間休憩。Hさんはいつものミルク珈琲(黒糖)、ハゲマルは無論コーヒーゼリー(CJ)を食べた。

f:id:guangtailang:20220223150909j:imageハゲマルは寒さに強いから自分基準で振る舞い、よく配慮を欠いてしまうのだが、女性は等しく寒がりだと思って接するべきなのだ。Hさんは言うに及ばず、冬が好きという言葉を本人の口から聞いたはずのMでさえ、最近の寒さで躰が動かないからエプソムソルトを入れた湯船にいちにち2回か8回浸かって温まるという。