川の照り

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

通俗的な街で、

通俗的な街でレッスンまでの1時間を過ごす。人口42万余のベッドタウンターミナル駅周辺はひととおりなんでもそろっており、生活するのに困らない。カンファタブルといえばそうなのだろう。地方都市で駅前がこれだけ賑わっている場所は多くない。界隈を少し逛一逛(グァンイグァン)。

商業ビルの入口脇に店を構えた台湾茶の専門店に長蛇の列ができている。並んでいるのは学生や仕事帰りの女ひとたちだ。僕も飲みたかったが、時間がないのと、男がいちにんもいないのに場違いを感じ、並ばなかった。f:id:guangtailang:20181017103656j:image常盤線の中ではパンケーキを食べようと思っていたのだが、気が変わり、商業ビル奥の喫茶店でヴォリューミーなプレートを頼む。ものが出てきてふと時計をみると、レッスンまであと22分。教室は反対側だから、移動時間も考えると食事にかけられるのはあと10分。急いでかきこむ。カツが熱い。その時はあんまり気にもとめなかったが、構内を足早に進んでいる最中、口蓋の皮というか膜が剝けて、てろんと舌の上に垂れていることに気づいた。こんなんで中国語を発話するんかよ。

今日の老師は大連(人口600万人、市区人口211万)の人で、紅葉が始まっているねという雑談から、大連のアカシアに話が飛び、アカシアは中国語でなんといいますかと問うたら、彼女は度忘れしたらしい。かといって、僕がスマホで調べて示した単語は違うという。帰りの常磐線で再度調べると、どうも「槐花(フアイフア)」じゃないか。これはアカシアとは違い、ニセアカシアとかハリエンジュと呼ばれるものらしい。槐花大道があるところからしても、大連に植わっているのはこちらだろう。f:id:guangtailang:20181017103726j:image17日。微力ながら、「峠 最後のサムライ」の製作を支援することにする。長岡もフィルムコミッションでいくつもの映画やドラマ、CMのロケを誘致しているようだが、今回は河井継之助だから。長岡の歴史の、街の、核心を描くあるいは撮るといっても過言ではない。気持ちの上では、エキストラとして参加したいくらいだ。

河井を役所広司岩村精一郎を吉岡秀隆が演じるが、小千谷談判の場面も楽しみだ。f:id:guangtailang:20181017103741j:image