川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

干鍋鶏と親不知

6日、曇天。昼に干鍋鶏(ガングオジー)。これはうまい。メニューの日本語ではセロリと玉ねぎと鶏の煮込みとかの表記だったと思うが、干鍋というからには汁が無いのが本当だろうか。まあでも、辣くてうまいのだからこれでいいのだ。画像ではみえないが鍋の下に固形燃料が入れてあり、ぐつぐつと煮立って湯気が出ている。あとから入ってきた肉労系のおじさんがジロリとこの料理を一瞥した。躰があったまる。1,080円。ご飯普通盛り、70円。

f:id:guangtailang:20190306122001j:image中越下越にはよく足を運んでいる僕ですが、上越には行ったことがありません。常々行きたいとは思っていて、特に下の親不知はこれだけをみに行ってもいいようなものです。親不知観光ホテルの公式サイトを覗いたことも一度や二度ではない。北アルプスが海になだれ込む断崖絶壁。昔から交通の難所として知られていました。水上勉のエッセイだかに親不知について書いたものがあり、それを長岡の新潟県立歴史博物館のロビーの椅子に腰かけて読む、という経験の記憶が不意に蘇ってきたのですが、はてなぜだったかと考え、あれはたしか館内に移動式の古本屋が来ており、新潟関連の古書が充実していたので郷土文学選集的な本を安値で買って、その場でぱらぱら繰ったのかも知れない。あの頃は今より随分時間があったような気がして、そうか独りだったからだと思う。同じ新潟といっても長岡と糸魚川は100km以上離れているでしょう。さて、左下に糸魚川市観光大使横澤夏子が載っていますが、糸魚川(人口4万2千余)出身の有名人としては他に元バレーボール選手の川合俊一、男優の永井大などもいます。永井の妻が女優の中越典子で、上越の永井に中越さん。そう呟いてみたくなる。ちなみに彼女は佐賀出身です。

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