川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

東京が長岡

f:id:guangtailang:20180122194252j:imagef:id:guangtailang:20180122194302j:imagef:id:guangtailang:20180122194311j:image住まいのそばの川と土手。本日の雪で東京が長岡みたいな景色である。帰宅途中、橋の袂で雪に滑った軽トラが坂道をずるずると後退してきた。タイヤは唸りを上げているが、空回りしている。後ろから来たクルマも上ろうとして横滑りしている。今日は関東一円の坂でみられる光景だろう。川向こうの高速道路ではトラックやバスが数珠繋ぎになっており、いっこうに進んでいない。サイレンがずっと鳴っている。

土手を歩いているのは私ひとりだと思ったが、向こうから妙にテンションの高い二人組がやってくる。ダウンジャケットのフードを被っているのですれ違う寸前までわからなかったが、ヴェトナム語らしかった。

いつもはエッジの勝った東京の景色も、今夜ばかりはぼわんと輪郭を滲ませている。

追記。現在、午前4時17分。目が醒めたのでベッドに仰臥したまま耳を澄ますが、外は静まり返っています。雪が音を吸収するというやつですね。静か過ぎて起きてしまったのかも知れない。