午後2時に仕事を終え、それからドライブに繰り出す。薄曇りのむわっとした天候だが、なんとなくそうしたい気分だった。車中、セロニアス・モンクの訥々として優しいピアノ曲、リメンバーが胸に染みる。
この辺りを走っていると、頻繁に県を跨ぐ。道の駅ごかはすなわち茨城県五霞町だが、埼玉県を擦ったりして、利根川と江戸川が分岐する流頭部に位置する、関宿にこにこ水辺公園は千葉県野田市(人口15万2千余)なのだ。千葉最北端と言ってもよい。
まあ、初めて来たんですよね。博物館が閉館する合図の音楽が流れ出したから、時間は午後4時半でした。
遠くまで繁茂する景色。最近、スコーロンという虫を寄せつけない素材の衣服を買って、こうした場所では着用しているのですが、たしかに効果がある気がします。先日、木陰でフリスビーを投げ合った時も全然咬まれませんでした。20回洗っても80%の防虫効果が保持されるとサイトに掲載されており、以降、防虫の効果が完全になくなったらとの質問には、それはもう仕方ないのでUVカット効果のある衣服としてご愛用下さいという回答も潔いと思いました。
蒸れたようなあじさい。その向こうにだだっぴろい平野。濡れて輝くというのが本領だからね。
高台から下りる。関東平野のほぼ中央にいる意識。利根川は太平洋までつづいているわけで、海から59.5kmの標識が立っている。
※と、昨日書きましたが、59.5kmというのは江戸川がこの地点から東京湾に注ぐまでの距離でした。相済みません。考えてみたら、利根川が太平洋に注ぐまでの距離が59.5kmで済むわけがないんですね。ポカをやってしまいました。
道の駅さかい。ここはまた茨城県。とにかく圧倒的に茨城ばかり来ている。なぜだろう、なぜならば。
見るからに水害に見舞われそうな土地。
下道で渋滞に巻き込まれ、午後8時帰宅。