橋の上。墨田区、荒川区、台東区の境界。Hさん言うところのイェウスパ、すなわち業務スーパーへ買い物に行く。酸菜鱼をつくるため。神戸物産も神戸屋と同じで神戸市にあるわけじゃないようだ。そうですか。
ボーネルンドの紅いフリスビーを買ったので、夜、近所の公園へ試し投げに行く。ところが思っていたより昏く、よほど外灯の近くに寄らないとキャッチがむつかしい。フリスビーが全然見えないこともないのだが、ぼうと浮かびながら急に向かってくる感じで、距離感がつかみにくい。新しく建て直した公衆便所ばかり爛爛としている。ただ、手でくしゃくしゃに曲げられる軟素材なので、顔に当たっても怪我の心配は一切ない。油断一秒怪我一生。これを日本の工場で見た中国人が、油を一秒でも切らしたら、私を一生責めなさい。とは、さすが日本人は厳格だと感じ入った、そんな挿話がありましたね。それでも目が慣れてくると、エレファントスキンはキャッチしやすい。基本、両手で挟むようにすれば。最初は2ⅿそれから8ⅿと徐々にふたりの間隔をひろげていき、最後は10mちょっとで投げ合った。額に汗が滲む。風はほとんどない。途中、女子中学生3人組が自転車でやってきて、ブランコの脇で駄弁っていたが、稚気の勝るおじさんとおばさんの方をたまにチラッと目の端で見ていた。と感じた。