川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

又来了老地方

曇天。どこまでも乳白色の空。f:id:guangtailang:20220618214422j:image薔薇のソーダを飲む。僕の後ろに身長180くらいあるプロレスラーのような女性が並んでおり、家族連れのようだったが、その人が木のテーブルを隔てて僕の前に座った。ドリンクを持つ手に目をやるとすごく大きくて分厚かった。マニキュアは整えられている。最近僕は前腕を鍛えているのだが、彼女の腕には見惚れた。

f:id:guangtailang:20220618214451j:imageカクテルという名の薔薇。こんなに薔薇ばかりみるいちねんというのが人生の中にあっただろうか。これから薔薇の花をプレゼントすることができるだろうか。

f:id:guangtailang:20220618214444j:imageこれはなんだっけ。つくりもののような質感なんだ。ブルーベリー狩りはいきつけのファームがコロナでクローズした年を除いて5年連続くらい来ている。農主は口数が多くなく、余分なセールストークはない。そこが僕は気に入っている。行動をみていると実直な人なのがわかる。ファームのサイトによれば観光農園をやる前は金融機関に勤めていたようだ。いきつけのカフェのバリスタも注文に必要なこと以外会話したことはないが、行動をみていると実直な人なのがわかる。以前からがっしりした人だなと思っていたが、先日、腕まくりされた前腕が異様に太いことに気がついた。店のサイトによればバリスタになる前は空手と水泳をやっていたようだ。

f:id:guangtailang:20220618214533j:image豚肉のミートパイ。Hさんのリクエストで2週連続でブルーベリー狩りをし、その後八郷地区に来た。又来了老地方(またお馴染みの場所に来た)と微信の朋友圈に写真を載せて書き込むはずである。彼女はブルーベリーの食い過ぎでトイレばかり行き、昼メシはカフェラテとフィナンシェ。

f:id:guangtailang:20220618214526j:image太陽はないのだが、風もなく、じっとりと汗ばむ。Hさんは写真を撮るたびにサングラスをかける。フラワーパークは全面リニューアルされて以来、いたるところに座る場所があり、何度も休憩して八郷の空気を深く吸い込んだ。ブルーベリーには大きく分けてノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系、ラビットアイ系があることは調べた。そこからさらに細分化されるのだが、こまかいことは分からないな、いいのよ追々でと思いながらパイ包みを食べる。

帰りの常磐道でひとつは反対車線だったがふたつの事故現場を目撃した。パイ包みが破れるようなフロントの壊れ方。午後4時過ぎ帰宅。