川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

痔核モラトリアム【手術後】

f:id:guangtailang:20210717124356j:image麻酔が効いているあいだはよかったが、夜半から肛門の痛み激しくなる。鈍痛なのだが、ずんずんと絶え間なく襲ってくる痛みにほとんど眠れず。

午前1時。腹が張っているが、どうあがいてもおしっこが出ないので、カテーテルをやってもらう。挿入及び抜き取りの際は不快だと聞いていたが、さほど感じなかった。腹が張っている方がよっぽど苦しい。尿瓶いっぱいになる量が排泄された。

朝、流動食の朝飯を啜ったあと、何度も場所を変えてトイレに行くのだが、全然おしっこが出ない。出す感覚を忘れてしまったかのようだ。腹が張って苦しい。これは我ながら情けない。ナースコールをせざるを得なかった。看護師に処置してもらい、尿瓶1本では足りず、2本目にもそこそこ出した。ベテランぽい看護師は「1,500mlくらい出ましたね〜」と言った。自分の内腿のあいだに置かれた尿瓶に尿が溜まっていく生温かい感覚を初めて経験。出している感覚がないから余計不思議。廊下側の患者は日本語の流暢な中国人の若者になった。牛乳色の痛み止めの点滴などで痛みは和らいだが、今日は読書する気にならないから、だらだらテレビを見ている。外は大変な暑さのようだが、病室では換気で細い窓を開ける程度で、天気が良いことしかわからない。

13時45分。やっと自力でおしっこをする。嬉しい。この感覚を覚えておくんだぞとちんぽこに言い聞かせる。そして今後はとにかく排便コントロールが大切。それを会得するための一週間と言っても過言じゃない(術後の排便の仕方により傷の治り方や痛みが大きく左右されます)。