川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

ドラゴンフルーツふたたび

向こうの方で青空が広がっているが、この上空一帯は重苦しい灰色の雲が湧いており、信号待ちをしている鶴岡の広い額にぽつ、ぽつ、ときたと思ったら、見る間に激しい雨が降り出した。台風が過ぎてのち、数日こんな感じの不安定な天気だ。昨夜の散歩では、塔の背後で幾度も雷光が閃いた。事務所は目と鼻の先だったが、それでも彼は相当に濡れた。屋内に飛び込むとタオルを引っ掴み、髪や顔や眼鏡や衣服を拭った。洗面所で薄くなった頭髪の地肌が露出しているさまを鏡に映した。眼鏡のレンズの曇りをさらにティッシュで拭いながら冷蔵庫を開けると、2個のドラゴンフルーツが鎮座していた。なんとはなしに手が伸び、剝いて挿して食べながら窓外をしばらく眺めていると雨は止み、ふたたび太陽光線が降り注ぎ、辺りが一気に明るくなった。

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スペイン語では pitahaya と表記するが、スペイン語の発音では「h」の文字は発音せず、「y」がヤ行とジャ行の中間の摩擦音になる(ジェイスモ)ため、「ピタジャ」または「ピタヤ」と聞こえる。また中米の多くの栽培現場では「ピタジャ」、「ピタージャ」と聞こえる発音をされるが、元来の「ピタハヤ」と発音し、「pitajaya」(スペイン語では「j」はハ行に近い発音をする)と表記する地区もある。日本ではピタヤ、またはピターヤとも読書きされる。

中国語名は「火竜果」(繁体字: 火龍果、簡体字: 火龙果、拼音: huǒlóngguǒ)。日本では果皮が黄色いものを区別してピタヤ(イエローピタヤ)と呼んでいる場合もあるが、ピタヤは本来サンカクサボテン類の果実の総称であり、ベトナムから日本へ入り始めたころは赤いものもピタヤと呼んでいた。現在一般的となったドラゴンフルーツという呼び方は、ベトナムから輸出する際に中国語から直訳的に英語にした販売用の商品名である。Wikipedia

f:id:guangtailang:20200911123533j:image『中国名言集・一日一言』(井波律子・岩波現代文庫)より

f:id:guangtailang:20200911123556j:imagef:id:guangtailang:20200911123613j:imagef:id:guangtailang:20200911123624j:image『潤一郎ラビリンスⅥ 異国綺談』(谷崎潤一郎千葉俊二編・中公文庫)所収「秦淮の夜」より