川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

フリスビーはメロンの果肉をのせて

f:id:guangtailang:20200607155543j:image7日、晴天。東関道を走っている途中に雲間から光が射し、道の駅いたこで買い物をして外に出ると、真っ青な空が夏の陽気をもたらしていた。Hさんが〝チャオライ〟と言い、そう、〝ちょうらい〟なら簡単で良かったんだが、これはもう〝いたこ〟と呼ぶしかない難読地名なのだ。

カシマサッカースタジアムの脇を通り過ぎ北上、30分ほどで鹿島灘海浜公園に到着。今月1日から再開したようだが、売店などの施設はまだ閉まったまま。Hさんが歩きながらミニトマトをむしゃむしゃしている。

f:id:guangtailang:20200607155632j:image硝子戸にカミナリのふたり。念のため、コンビ名の由来を調べてみると、 

最初、コンビ名はたくみがヒップホップユニットのBUDDHA BRANDが好きで、そこから「ブッダ」と名付けたが、約半年後に作家から「ブッダだと宗教色が強くて困る」と言われて改名を促され、新しいコンビ名の命名をまなぶの母に委ねて「カミナリ」と名付けられた。Wikipedia

f:id:guangtailang:20200607155857j:image今回の目的は青空の下でフリスビーをやることで、昨夜、雷鳴の下でやっていた時から夢想したものだったが、いざやってみると思っていた以上に快感があった。ただ、これは予想できたことだが、ほんとうの海沿い、すなわち砂浜でやると風にあおられて、コントロール不能に近い。極端な例を挙げれば、高めにスローしたフリスビーが風でもどされ、自分の胸元に刺さるということもあった。

f:id:guangtailang:20200607163351j:image感じがつかめてきたら、最後はこれくらいの間隔で投げ合った。夜の公園ではなかった距離だ。もう一個のスポンジ素材のやつだと届くのがむつかしい距離だと思う。

駐車場を歩く時、ナンバーを気にして見たが、千葉、埼玉、東京と県外からもけっこう来ている。この海浜公園は3密からもっとも縁遠いだろう。

f:id:guangtailang:20200607160019j:imageすでに海水浴をしている人もちらほら見かけ、壮年もついサンダルを脱いで海水に足を浸す。まだけっこう冷たい。振り返ると、Hさんは階段状のコンクリに座ってスマホをいじっている。新型コロナウイルスとは何のかかわりもなく寄せては返す波の運動は、感傷的な気分を誘わないとは言えない。そうは言えない。

フリスビーでかいた汗も海風で乾き切る。

f:id:guangtailang:20200607160043j:imageJAほこた ファーマーズマーケット なだろうに初めて寄る。ここでややしくじったような気持ちになる。というのも、メロンの箱をカートに満載しているお客をたくさん目にしたから。今が旬なのだ。われわれはさっき道の駅でイバラキングを買ってしまったのだが、メロンを買うならこちらにすべきだった。メロン模様のフリスビーを売っていたとしても不思議じゃない。ここが本場だった。

ちなみに鉾田市の鉾の字は、辻や笹、畠、塀、栃、糀、魚偏の多くの字などと同様の和製漢字で、中国にはないようだ。

f:id:guangtailang:20200607214625j:image帰りは常磐道。渋滞ナシ。