川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

その夏の加齢による衰えの今は

死者120人超、安否不明80人超。「平成最悪の水害」とまで呼ばれるようになってしまった。親戚が広島にいるので、一昨日父親が連絡したが、被害はほとんどないとのことだった。

洟が垂れて、喉がいがらっぽいという症状が数日前からあり、改源をのんで職務に奮闘していたのだが、昨日、日中炎天下にいる時間が長く、夕方頃から眩暈がするようになった。軽い熱中症か、と首の後ろを揉みながら、それでも業界青年会の勉強会に出席したのだが、頭がふらふらしてどうにも話が耳に入ってこず、終わるや否や懇親会への不参加を担当者に告げ、帰宅した。

元来、躰は頑強な方だと思うが、40を過ぎてから徐々に、そしてあちこちに身体(しんたい)の不調の徴があらわれ、それはもう万人に妥当するであろう「加齢による衰え」に違いないのだが、目下の悩みはでっぷりとした腹廻りと、そしてハズキルーペを使用しないと細かい文字がほんとうに見えにくいこと。眼鏡の上にハズキルーペをかけるという、ダブルレンズの姿態はすでに何人もの知り合いに見られ、あまつさえ写真にも収められてしまっている。この先も手放せそうにない。蛇足ながら、ハズキルーペと老眼鏡は違います。ハズキルーペは近くの見る対象を大きくする。いわば虫眼鏡。老眼鏡は近くの見る対象にピントを合わせる。これである。

ひと眠りして起きると眩暈はなくなっていた。洟が垂れる症状も軽減されており、咽喉だけ却っていがいがの度を増していた。週末までに治さなければ、と忘れないように、不要なダイレクトメールの空封筒に「感冒薬(喉)」とでかでか書きなぐって 、鞄に突っ込んだ。

f:id:guangtailang:20180710123325j:imagef:id:guangtailang:20180710123341j:plainでっぷりとした腹廻り。f:id:guangtailang:20180710123351j:imagef:id:guangtailang:20180702152014j:plainf:id:guangtailang:20180710133923j:imagef:id:guangtailang:20180710164138j:image