川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

緑の年

この週末は日中30度に達するというが、渓谷や河原で地ビールでも飲みながら冷やしトマトを噛りたいものだ。10年くらい前、家族で出かけるときは、行きは私が運転、現地でこのようにアルコールを摂取してしまい、帰りは父親の運転ということがあたりまえにあった。渋滞に巻き込まれてしまい、じりじり動くクルマの助手席で私は高鼾、まったくいい身分であった。まあでも父親は大の運転好きで、その技術は高かったと思う。そもそも、あの世代のものかも知れないが、クルマに対する熱情、もっといえば愛があった。70になって、さすがにちょっと雑なところもでてきたが、それでも林道なんかを走るのがいちばん楽しいらしい。

f:id:guangtailang:20180420121549j:plainアニメ『時をかける少女』(細田守・2006)の坂道を、聖地巡礼をした夏があったのだな。このとき私は初めて豊島区高田という住所を知ったのだ。上野の東京国立博物館や荒川河川敷は地元過ぎて写真を撮らなかったか。1回目はテアトル新宿で観たのだが、地下の劇場に向かう階段に人があふれていたのを思い出す。ジャンルに詳しい友人が、「アニメーション映画の歴史に燦然と輝く」という表現で昂奮を隠さず絶讃していたのもよく憶えている。

f:id:guangtailang:20180420121737j:plain金網越しのスカイツリー。近すぎて、遠すぎて、行ったことがない。

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