川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

保存食

f:id:guangtailang:20180302215159j:imagef:id:guangtailang:20180302215208j:imagef:id:guangtailang:20180302215216j:imagef:id:guangtailang:20180302215223j:image関西のよもぎまんじゅうは女性的に柔らかいな。そう書くとちょっとエロいけれども。

先だっての長岡の笹だんごについて母親が早とちりしたのも、あとで考えてみて腑に落ちるところがある。というのも、日頃から彼女が保存食をあまり評価せず、旬のものを高く評価、それも素材の味をなるたけ活かした食べ方こそ至高という食の価値観を持っているから。笹だんごすなわち保存食が郵送であれば冷凍になるだろうと憶測したのだ。

そんな彼女だから、長野の北部で食べられるおやきについても「ああいう山の中の保存食」と表現する。私もまあ母親の手料理を食べて20代半ばまで育ってきたので、彼女の食の価値観、味の好みの影響を受けていないわけがないのだが、保存食はその土地の風土や気候によって育まれた良いもの、旨いもの、味わい深いものだと感じている。

とはいえ、母親並みに食に一家言持つか、究極的に食にこだわりがあるか、と訊かれれば、持っていません、ありません。食について多角的に彼女と論を戦わせる知識も伎倆も根気も無いのだった。ごめんなさい。

私は今月半ばに満42歳になります。f:id:guangtailang:20180303144241j:image