節分の日の宵。朋友のS夫妻に西川口の新疆料理の店を予約してもらい、J氏と4人で行ってきた。実はそれ以前、やはり西川口の食べログにも載っていない本格的な中国東北料理を食わせる店を夫妻が予約しようとしたのだが、電話口から「ウェイ・ニィハオ」の声が流れてきて、日本語がまったく通じなかったそうだ。そこでHさんの出番となった。数分話して電話を切った彼女が言うには、東北料理の店は老板(ラオバン)が帰国するので、まもなく閉店するとのことだ。それが先月中旬の話。
タクラマカン砂漠タリム盆地の北部にある丘陵を店名とした火焰山は、西川口の駅から少し歩く。さほど密集しているわけではないが、いかにも大陸然とした明滅するネオンの街区を抜け、静かな地域に差し掛かった頃、店の看板を掲げたソシアルビルが見えてくる。この店は食べログにも載っている。
羊肉料理のオンパレード。最初は紹興酒を飲んでいたが、白酒に切り替える。J氏がメニューの白酒表記に誤字があることを我々3人に周知した上で、服務員に中国語でその白酒を注文する。眼鏡の若い服務員、思わず笑ってしまう。
ボリュームたっぷり、カレー風味(フォンウェイ)。
美味しいし、リーズナブルでした。白酒だけでも2,800日元くらいいってるのに。
『西川口、カラオケ串の謎』。この後、我々も駅前のカラオケボックスで主に昭和の歌曲を唱う。J氏のこだわりで独特の評価方式を採用したのだが、私は足を引っ張ってしまったな。S氏の三浦大知は素敵だった。What's your Scenario?
左奥の横断幕に川口市の人口が60万を超えたとある。ベッドタウンとは恐ろしい。日本の県庁所在地で単純比較すれば、鹿児島が60万である。