シネコンで黒沢清『散歩する侵略者』(2017)。小腹が空いたのでホットドッグを食ったが、ソースが妙に塩辛くてまいった。映画はSFじみた題名だが、ホラー、コメディ、アクション、ラブロマンスなどいろんなジャンルを横断していて、独特のスペクタクルな映像もあった。最近の黒沢映画はかなりエンターテイメントに傾斜していて、「愛の概念」をめぐって沈思黙考するより、黒沢節を単純に楽しめばいい気がする。北関東の荒涼地方でよくロケしていて、土浦のモール505も出てきた。役者陣は皆ハマっていたと思う。とりわけ恒松祐里のアクションに目を瞠るものがあった。
ザクロ酢のソーダ割。