川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

談話室にて

29日夕刻、日暮里の談話室にいた。ここのところHさんからの連絡がなく、春節(旧正月)の準備で忙しいのかなと思っていたが、今朝方微信にメッセージが届き、案の定そうだった。向こうは31日から一週間休み。見渡すと広い店内は半分以上の席が埋まっている…

悔しいいちにち

今日はほんとうに悔しいことになった。午前中Sと米国農村の館のようなカフェで昼飯、夕方にMと海底撈火鍋で晩飯という、年間でもそうそうない僥倖のようないちにちが、己の体調不良によりおじゃんになった。今これを打っているとおり体調はいくらか恢復し…

ロングダッフルコート

19日午前。新幹線でパッと目を覚ましたら車窓が雪景色だった。米原のあたりかしら。また少しまどろみ、次に起きたら京都を過ぎていたので、あとは新神戸まで携帯を弄っていた。神戸は快晴。 午前5時半起床。外はまだ暗い。夜中に2回目が覚めて3時間も寝てい…

自由に生きた

今日は阪神・淡路大震災から27年目。その日に神戸の祖母がこの世を去った。 1928年に広島で生まれている。イーストウッドよりも2歳年上だ。少女時代に被爆を経験した。結婚後神戸に移り、以後、その地で暮らした。50台の時未亡人となり、その後は自由に生き…

塵芥

いつからか、ここ2年のあいだに始まったことではあるが、コロナの影響じゃない気がする。それというのが、ほぼ毎晩、夜中に1回は目が覚めてしまう。たまに2回覚めるときもある。眠ってすぐじゃない、だいたい午前3時から5時くらいのあいだ。別にトイレに行き…

エロチカ狂想曲

7日、神戸から東京へ戻る運転。父親と交代で新東名を走る。渋滞らしい渋滞には遭わず、昨晩関東地方で降った雪の影響だけが心配。岡崎SAで昼飯。去年の今頃もこのSAで休憩してこの店に入り、この席に座らなかったっけと僕が言うと、父親がそうだな、そう…

コーヒーとパン

神戸の祖母は、わたしが今まで見た中でもっとも衰弱していた。施設の部屋にまず母親が入って、「あれ、いない。トイレー?」と呼んでいる。中から呂律の怪しい応答があり、後ろのわたしにも聞こえた。「電気消してるの。点ければいいじゃない」と母親がスイ…

ギリシャ型の趾

Tはリモートワークなのかな、会社に通っているような話もしていたが、ほとんど毎日喫茶店には行くという。2軒ハシゴすることもままある。カフェと言ってもいいのだが、僕と最初に行ったのが上野のギャラン、そののち丘だったからこれらはやっぱり喫茶店と呼…

ビンビン

新年あけましておめでとうございます。わたしから中国のHさんにもそのように微信で送ったが、向こうはただの休日で特に新年を祝っているわけじゃない。彼女はわたしの母親にわたしが彼女に送ったのをコピペして新年の挨拶を送ったようだが、鳥居や酒瓶の絵…