川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

青と白と緑

この休日はHさんとその朋友のモモさん主導でどこかへドライブすることはあらかじめ決まっていたのだが、どこへというのは前夜にあなた決めなさいと言われた。わたしたちは外国人で詳しくないのだから。鍵の一件でモモさんには面倒をかけたから、彼女の行きた…

高速高架下音頭

夕飯のあと、ウレタン敷きのジョギングコースを歩く。今夜は川向こうの高速高架下に提灯の連なりが見え、そこから音楽が流れてくる。振り向くと、Hさんが立ち止まって向こうに目を凝らしている。興味あるのと訊くと、あるよとそのまま踵を返して橋を渡りそう…

川端康成のこの小説は初めて読むけれど、相変わらず気色悪いものを書いてらっしゃる。気色悪いし、かなり端折るのだが、文章の美しさで幻惑されるから困ったものだ。いつも。こうした気色悪い欲望の虜になるのも人間ということか。今168頁まで。 神戸の祖母…

誘いに乗る

最近Hさんがつくる羊排汤がうまい。骨つき羊肉スープとでも呼ぶのか。ある夕、汗だくになって帰宅し、食卓に置いてあったこれを啜った時はちょっと感動した。暑熱に疲労した躰につるつるとスープが浸透する。勿論、肉にもかぶりついた。見た目ほど脂っぽくな…

長雨で甲子園が連日試合中止になる

長雨で甲子園が連日試合中止になる前。 中国の文化・習俗にあかるい人なら知っている〈戴绿帽子〉。緑色の帽子を被る。高校野球を点けていたら専大松戸のユニフォームの帽子が緑だったから、Hさんに再確認で「この帽子はどうですか?」と画面を指差すと、目を…

まどう不惑

『八月の濡れた砂』(1971・藤田敏八監督)を昨晩見返したが、今さら特に言いたいこともないです。湘南地域が舞台でだいたい海が映っているけれど、ピーカンばかりでもない。テレサ野田が裸で海に入る場面は早朝だが薄曇りみたいな天気で、裂かれた衣服のか…

歳月

本日午後、事務所の二階で中文課本の贈呈式がありました。左の彼はこれまで何度かJとして登場しているのですが、わたしを中文のみならず大きく中国文化へと誘った当人です。あれからもう10年になんなんとする歳月が流れました。持ち前の諧謔精神を中文を操っ…

アサオ

あれだけ買い溜めしたZパッドももう残り少ないですし、ナプキンはすでになくなりました。自分でナプキン買うのはなかなか至難の業ですよ。ネットで購入するのもなんだかなあと思うし。ドラッグストアで他のいろんなモノに混ぜて買うのはありかもしれないけれ…

28日後

モデルナの1回目を上野精養軒で打ってきた。打ったあと15分間は経過観察のため会場に留め置かれるが、見渡すと若い人ばかりでわたしが上から2番目くらいだった。ただ、並べられた椅子はずいぶん余っている。時間帯予約だからこんなものかな。場所柄、会場に…

薄毛、ままにせよ

オリンピックの野球日米戦が白熱しているのを、美酢(ミチョ)のカラマンシーを水で割って飲みながら観ていた。Hさんが来て、「日本は棒球(バンチュゥ)ほんと多いね」と言いながらわたしの後ろに回って首や肩を揉み始めた。ありがとう。これがなかなか力強…

いいいろのみどり

にちようび、かいせい。にゅういんしているあいだずっとろくじまえにおきていたのでいえでもそのしゅうかんでめがさめてしまう。ぼくがもそもそしていたりおしっこにいったりするからHさんもおこすことになる。かのじょはよるのいつかのだんかいでべっどとさ…