川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

やり過ごす

両親とHさん、犬と一緒に大洗へ出かける。ここのところ母親の身体の調子が良く、クルマに比較的長時間乗っていられるとのことで。別にむつかしいことじゃないんだが、あと何回この組合わせで遠出できるのか。まあそれほど多くはないのかもしれない。そうゆう…

薄闇の広場

『風と共に去りぬ』は第3巻の371頁まで進んだ。この鴻巣友季子さんの翻訳は先行するそれと比較されて毀誉褒貶の多いものらしいが、おれは全然気にならないな。スカーレットのアイルランド魂、直情径行、リアリストぶりがよく描かれているのじゃないかしら。…

西瓜2

『風と共に去りぬ』は第3巻の78頁まで進んだ。その読書をする前に、Hさんとウォーキング。外に出ると雨がぱらついていたが、強くなったら引き返そうと決め、そのまま川沿いまで歩く。すると橋の袂で彼女がこのまま渡ろうと言い出し、僕らとしては珍しいコー…

すこぶるヴィヴィッド

『風と共に去りぬ』は第2巻の346頁まで読んだ。アトランタの街に北部ヤンキー軍がいよいよ迫り来るところ。そしてメラニーのお産も待ったなし。スカーレット・オハラやレット・バトラーってこうゆうキャラクターだったのね。人間としてすこぶるヴィヴィッド…

長編小説をおっかぶせる

Mへ向かう熱情は前々回書いたように疲労ないし憂いによって破裂する前に─適度といっていいかどうかは自分でも判断しかねるが─そのサイズを萎ませる。実はこのことはMに会った時にも話している。その対象がMであることは本人にほぼバレていながら名指しはせず…

西瓜

久しぶりに川の照りと言っていいものを撮りました。隅田川沿いの土手、ウレタン敷きのジョギングコースより。ごはん時に行ったからか、不思議に人がいませんでした。向かって左寄りのビル群は荒川区、川の向こうに渡れば墨田区、川に架かる橋の後方は足立区…

職業柄やや荒れた、それでいてしなやかな指先

上野駅の公園口が新しくなったのはなんとなく知っていたが、コロナ以降そっち方面に行かなくなったので、この日初めて来た。業界青年会のバス旅行では写真右の駐車スペースをよく利用したものだったが。 改札駅舎が鶯谷寄りに移設され、文化会館と西洋美術館…

憂いとMと鍵と

9日。母の日に実家に帰る。途中、松坂屋でモロゾフのプリンを買って、湯島天神の男坂を上った。最近は肉体鍛錬の成果があらわれ、この程度では息切れもしない。初夏のような陽気だから汗ばみはする。近頃、実家のドアーの鍵を交換したらしく、なぜか私だけ新…

3日、4日。

3日、晴天。父親が山梨方面に華さんを連れて行きたいと中央道にのぼったが、案の定、地獄の渋滞に巻き込まれ、脊柱管狭窄症を患う母親がそれ見たことかと怒り、隣りに座る華さんもなんとなく同調、助手席のおれも後部座席のふたりに同調、3対1で勝負あり、山…