川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

虹口にて

「虹口(ホンコウ)にて」 上海軌道交通4、10号線のふたつが交叉する海倫路(ハイルンルゥ)駅のそばに宿をとった。漢庭(ハンティン)酒店。この簡素なホテルはチェーン展開しているので、いろんな場所で目にする。日本でいえばビジネスホテルのようなもの…

茨城県フラワーパーク

常磐道守谷SA。午前10時。ここで朝飯を食う。長岡の米を使用と謳っているフードコートの店できすと天ぷら丼。3尾もきすが入っている。Hさんがそんなにきすは要らぬと1尾寄越す。座った場所がちょうどエアコンの吹出し口の真下で、むやみに冷風が流れてくる。…

夕陽を眺めるように

2011年8月9日午後6時21分の夕陽。 タイトルバックの夕陽。 『スローなブギにしてくれ』は1981年公開。藤田敏八のフィルモグラフィに於いて重要な作品だと思われる。どこかで読んだが、本人も撮ったあと、わりと自信を持っていたらしい。ただ、興行的にはとん…

蛋黄酥

蛋黄酥(ダンホアンスゥー・塩漬け卵黄入りまんじゅう・塩漬け卵黄入りパイ)。まあ、どちらかといえば、パイです。酥はバターの意味だから。Hさんが昨日持ち帰ってきて、欽州市というのを知らなかったので、勉強しながら食いました。 朝、追われる時間のな…

光ってみえるもの

けっこう長い付き合いのある土浦在住の保険外交員N氏と今朝も少し茨城の話になった。汗をかきかき、白の開襟シャツであらわれた彼は、この暑い日に私がブレザーを着てネクタイを締めているのを、持ち前の大きい声で快活に指摘した。実際、これは私の癖とい…

嘔吐

大学時代の友人Y、Hと新宿で呑む。このふたりは元々東京や神奈川のダウンタウンに住んでいたが、現在は武蔵野地域在住で、ハズバンズだ。 珍しいという樽生ホッピーをぐびぐび飲みながら、赤ら顔のおっさんらの蘊蓄漫談とでも言うべきものが展開される。す…

ニューサマー

久方ぶりに川沿いのウレタン敷きジョギングコースを撮ってみる。なまあたたかいような風が吹く。時間は午後の8時半だが、コースを走る人、ウオークする人が多く、しょっちゅうすれ違ったり、追い抜かれたりして賑やかだ。自分たちも含め、皆肌をねっとりと光…

輝くように繁茂する緑の

一見文句のつけようのないお天気なのだが、実のところ髪がめちゃくちゃになぶられるほどの強風である。 最近思うのだが、自分は草木の名前をあまりに知らな過ぎる。名前もそうだし、生態も知らない。母親は長年いけばなをやっているから、ぱっと見てだいたい…

1959年のエレヴェーター

いつぞやの漁人港烤鱼再び。トマト味。 今夜は僕にとってあまり愉快とは言えない話をしに池袋まで繰り出したのだが、烤鱼その他を食べているうちに気分が良くなってしまった。いきおい、Hさんとの深夜の口論と異なり、石破茂氏並みの噛んで含める説明を3人に…

汐入

午前中、暗い空から雨が落ち始め、連休明けからつづくなあと思ううち雷鳴が轟いた。気圧の谷間か。雨は昼過ぎに止み、それを見計らって自転車で出発した。 隅田川沿いのニュータウン道路をゆく。この一帯、私が中学生くらいの頃(だから80年代後半)から大規…

元荒川、古利根川

連休前の天気予報で、後半は崩れるようなことを言っていたが、関東地方は連日晴れて最終日を迎えました。 Hさんが新越谷に用事があると言い、特に予定のなかったぼくもついていきました。駅ビルの4階に椿屋珈琲があり、11時にちょうど開店したので、コーヒー…

水海道

関東鉄道常総線水海道駅。朝方、身内の面倒なやりとりに巻き込まれて、ライン上でがちゃがちゃやった。当人同士であるふたりはすでに外出しているのだが、おれは塞いだ気分のまま、部屋の床に仰臥していた。ヴェランダ越しに輝く雲を浮かべた爽やかな空が見…

懐かしい

越のむらさき、先月末の長岡行で2本買ってきたのは東京に売ってないだろうという頭でしたが、御徒町の吉池地下スーパーにあっさり売っていました。灯台下暗し。そりゃ吉池にはあるわよね。湯島天神、泉鏡花の筆塚。「高野聖」くらいしか読んだことないです。…

蓬平温泉2「パノラマ」

この連休は前半お天気に恵まれ、後半は崩れるという。ぼくが温泉宿の予約を入れたのは一箇月半前だから、当日の天気がどうなるかは懸念事項だったが、幸いにも晴れた。 4月30日、信濃川の西側、国営越後丘陵公園。チューリップが見頃を迎えていた。国営公園…