川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

舌打ちのマーラントウ

15日。昨日と打って変わって晴天。いまだ新型コロナの感染者が確認されていない茨城へ。関東甲信越で唯一か。

行きの常磐道が柏と守谷のあいだで事故渋滞。現場に到ると、フロントバンパーが路上に転がり、左の斜面に黒いクルマが飛んだように乗り上げていた。それを見たHさんが連続で舌打ちをする。中国人の舌打ち、これがなかなか興味深く、日本人であれば不快や不満といったネガティブな感情の表現だが、中国人は称讃、羨望、驚愕、困惑などの感情をあらわす時に舌打ちをする。今日のHさんの場合、驚愕の表現だろう。

f:id:guangtailang:20200315170541j:image古房地公園の和ろうそくを模してつくられた灯台。輝くように白い。ここには一昨年、厳しい暑熱の日にいちにんでやって来た。あの時は大甕駅周辺の整備工事をやっていたが、もう終わったのかしら。確認に行くほどでもないが。大みかには茨キリもあります。

f:id:guangtailang:20200315170624j:image時間は少し遡り、出発地からおよそ120km、水色の道の駅日立おさかなセンター。ここは行ってそうで実は今回初めて。東海村から久慈川を渡ってすぐの市のほぼ最南端。

f:id:guangtailang:20200315170650j:image2階のレストランで昼飯。鯛めしや海鮮丼、メヒカリの唐揚げ。1階の魚屋でネタを自由に選んで買う味勝手丼(みがってどん)が有名らしいのだが、並んでいたのでまたいつか。

f:id:guangtailang:20200315170704j:image2階から写す。

f:id:guangtailang:20200315170821j:image公園を散歩していた時、Hさんが唐突に「マーラントウ(马兰头 mǎlántou)!」と言い、道端の雑草をむしり始めたので私は中国の舌打ちをしたかった。さらには、「これ、上海、家の近く、食べますよ」と一塊りを私のリュックを開けて放り込んだので、日本の舌打ちもしたかった。あとで調べると、マーラントウは日本名コヨメナ(小嫁菜)。たしかに食用にもなるらしい。車中で妹にほんとうにマーラントウかどうか微信に照片を送って訊ねているのだが、「モーレードゥ」と呉語で発話していた。

f:id:guangtailang:20200315170904j:image久慈浜海岸、日立港。この辺りの海の色はグラデーションがきれいだ。

f:id:guangtailang:20200315170934j:imageHさんのリクエストで、東海村のいちご園へ。やはり、いちごは栃木かなと思う。

f:id:guangtailang:20200315170945j:imageビニルハウスに向かう道すがら、貼ってあった。東海村で悪魔とは。

f:id:guangtailang:20200315171016j:image道の駅ひたちおおた黄門の郷で例によって野菜を買う。帰宅後、リュック内部の清掃。

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