川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

海からの風

f:id:guangtailang:20200223202642j:image23日、晴れ。どうしてこんなにぬくい2月があるのだろう。海が見たくなって、Hさんの賛同も得られたので、旭・銚子方面に向かう。かなりの強風で、高速の吹流しも真横に張ってぶるぶる震えている。上述の2市は海沿いなのでなおのこと凄かった。

f:id:guangtailang:20200223202659j:imageまずは以前行きかけて行かなかった季楽里あさひで昼飯。吹きさらしの駐車場にクルマを置くと車体が揺れる。少しのあいだ、車内で風の音を聴く。道の駅だから当たり前と言われればそうだが、この立地はクルマでないとなかなか来れない。試みに交通アクセスを調べてみると、電車と高速バスが載っている。それらにしたところで附近の総合病院から15分歩かされるようだ。「特急しおさい銚子行き」というのは旅情をそそられるけれども。蛇足ながら、この病院はエビちゃんこと蛯原友里の双子の妹、蛯原英里が勤務していたことで知られる。

f:id:guangtailang:20200223202730j:imageランチバイキング。昼時だったがうまく滑り込めた。旭はマッシュルームの産地とのことで、それをむしゃむしゃする。席は老若男女で埋まっている。

f:id:guangtailang:20200223202753j:image腹ごなしに「日本のドーバー(ドーヴァー)」の異名をとる屏風ヶ浦を散策する。といっても荒々しい風が吹き渡り、ふたりとも髪をむちゃくちゃになぶられ、Hさんはコートの前を掻き合わせ、ゆったりできる場所じゃなかった。それでもウィンドサーフィンをやっている人や波打ち際を裸足で走る幼女とその親、濡れた砂地を裸足で走る犬とその飼い主などがみられた。

f:id:guangtailang:20200223202923j:imageこのあと犬吠埼に行くのだが、途中通る外川にぴょこんと耳が立ったような犬岩という奇岩がある。銚子ジオパークの一部でもあるのだが、ここには去年の5月13日に鶴岡抄太郎として来た。Hさんに岩の方向を示しながら、ちょっとした冒険心を発して岩礁に登ったのだと説明する。危なくないのかと問うので、そりゃ風も強いし落ちたら絶命の可能性もあると答えると、そんなことはやる必要のないことだと吐き捨てられた。

f:id:guangtailang:20200223202851j:image犬吠埼灯台を臨む。犬吠テラステラスは個人的にあんまりぴんとこなかったな。2階のハンモックがある展望テラスというのだけど、海や芝生の手前にクルマがずらっと駐車してあって、雄大な自然景観を感じる場所として如何なものだろう。

f:id:guangtailang:20200223202911j:imageウォッセ21で少し買い物したが、空き店舗のスペースが増えており、さらに寂れた感じがした。日曜日だから人はけっこう来ていたが。

例によって花輪IC手前で渋滞する。夕焼け空に富士山の輪郭が鮮やかに浮き出していた。午後6時頃帰宅。

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