川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

残響

18日。西新井まで散髪に行く。もうここ3、4年来行きつけの店だ。現在の店長だという担当者に、広島出身の店長がいたはずだがと問うと、もう1年以上前に辞めており、奥さんの実家がある秋田で独立しているという。ちなみに奥さんも美容師と聞いている、と。見かけないとは思っていたが、こちらの来た日にシフトの都合でたまたま休んでいるくらいにしか思わなかった。去年の散髪はみつきに1度のペースだったからな。そうか、1年以上前か。というわけで、私は散髪の担当者を選ばないが、その日なった者とは一応世間話をする派である。

19日。Hさんと北千住でカラオケ。今年の初めに彼女が唱った邓丽君「小城故事」、张雨生「大海」を練習したいのだという。DAMデンモクを操作しない彼女の代わりに私が入れる。

f:id:guangtailang:20200123233213j:imageだんだんうまくなっていくのがわかる。90分のあいだに両曲を4回ずつ唱った。一方、昼からアルコールを摂取した私は赤ら顔でWANDS世界が終るまでは…」を唱う。これには諸曁のKTVでHさんの妹の娘ルルが、日本語の歌曲ならこれとばかりに、私にスマホの画面を見せつけた際の残響がある。アニメ「灌篮高手(SLAM DUNK)」のエンディング曲というわけだった。シャウトすると脑袋里の血管の流れを感じる。ルルは167あり、最初に会った頃、何か中国の歌を寄り添って一緒に唱った記憶もある。正直、ニマニマしてしまった。ちなみに中国人あるあるだが、卡拉OKに行く時、いつもよりお洒落したがる。特に女性。

20日、業界新年会主催。21日、他地区新年会出席。雑談の中で、武漢で発生し、どんどん感染者の地域が拡がっている例の新型ウィルスの話題が2回か8回出る。二次会で行ったチャイパブでも当然出る。誰が横についても福建省福清出身だった。中でインリンオブジョイトイ似の人に厦门の観光地をいくつか教えてもらう。

22日。入管の担当部署に何度も電話を入れるが、前回同様一向に繋がらず。仕事の電話に紛らしながら午後4時58分にかけた時、ついに繋がる。愛想のよい中年男の声が、審査中ではあるが、自分の経験上、来週には通知が届くだろうと言う。こちらが伝えた内容の返答として、当然、許可のハガキということだろう。

23日。春節を前に、武漢発の飛行機や列車の運行を一時停止する移動制限措置、武漢封鎖のニュース。実は今年、武漢に旅行しようと思っていたのだが、これでは热干面や黄鹤楼は先延ばしせざるを得ない。

ここ最近、就寝前にユーチューバーの「李姉妹ch」を視聴している。ハルピンにルーツがあり、日本語はネイティブレベルに流暢(というか、ネイティブそのもの。三重弁がかわゆらしい)、爽やかなユーモアも併せ持つふたりの動画は心地よいので50本は見たと思う。チャキチャキした姉の普通話は絶品であり、おっとりした妹は上野樹里に似ている。

24日。

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