川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

視力補正器具

f:id:guangtailang:20191123201623j:image雨がびしゃびしゃと降りつづく。Hさんが前からの約束だし、すでに金銭を払い込んだので仕方がないと午前6時に起床し、支度を整え、錦糸町に向かった。伊豆修善寺に行く日帰りバス旅行の出発地らしい。パジャマ姿で玄関に佇むわたしの薄毛に冷たい雨粒が降りかかり、すっかり目が覚めてしまう。

午前11時。御徒町秋葉原間の高架下にある10年近く行きつけの眼鏡店で新しい眼鏡をつくる。最近、老眼が進んでしまってと言うと、相変わらずこの店の服務員はプロフェッショナリズムに溢れている。懇切丁寧な検眼および説明に感動し、ビャッと濃い鼈甲柄の製品を選ぶ。一度、廉価な眼鏡ばかり置いている店にHさんと赴き、彼女がサングラスを選んでいるあいだ、傍らの服務員に老眼のことで相談したことがあるが、曖昧な返答が多く、ここの服務員とはまさに月とすっぽんだった。他の人がどう考えているか知らないが、眼鏡はやはり第一義的に視力補正器具である。だから明確な説明を受けて納得したい。そして顔の真ん中に装着する。だからこだわりたい。他のものは少々適当でも、レンズとフレームはちゃんとしたものを選びたい。パソコンで夜な夜なイタリアンポルノの動画を渉猟していた頃から老眼が進んだように感じているわたしはそう考えている(italy vintage porn、italy classic porn などで調べていた)。

f:id:guangtailang:20191123201635j:imagef:id:guangtailang:20191123201646j:imageそこから秋葉原まで乳白色の街を歩き、コーヒーで一服。上野駅まで戻ると、期間限定という言葉につられて鯖寿しを買う。この店のやつは密かに愛食しているのだ。

f:id:guangtailang:20191123201718j:imagef:id:guangtailang:20191123201744j:image帰宅後。雨中の早慶戦を観る。どちらを応援するということもないのだが、伝統の一戦ということなので、あまり点差が離れない展開で進んでほしいと思いながら。

f:id:guangtailang:20191123201751j:imagef:id:guangtailang:20191123201814j:imagef:id:guangtailang:20191123222741j:image午後10時前、Hさんが疲労困憊で帰宅。紅葉を見て温泉に浸かって。雨はずっと降っていたが、その後止んで。Facebookでしつこいくらい過去の思い出を振り返ってみましょうとお知らせが来るのだが、それを見ても11月のこの時分は天気が安定している気がしていたが、近頃のこの雨降りはなんであろう。関東周辺だけかも知れないが。