川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

ブルーベリー農園3 伊能先生、茨城県は犬の形をしているのですか?

f:id:guangtailang:20190728003642j:image27日。台風の影響で開催が危ぶまれていた隅田川花火大会だが、予定通り行われた。よほどの天候不良に見舞われない限り中止にできないのがこの花火大会なんだろう。

午後2時に仕事を終え、ちょっともやもやした気分が去らないので、行先も決めずドライブすることにする。高速に乗り、東へ向かう。荒井由実がBGM。「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルトアワー」「14番目の月」以上4枚のアルバムの時期だ。前方に真っ白な入道雲が浮いているが、車体が煽られる強風で台風の接近を感じる。

気がつくと鶴岡抄太郎は東関道を佐原香取ICで降り、伊能忠敬記念館裏手の駐車場にクルマを駐めていた。

f:id:guangtailang:20190727193539j:image伊能忠敬先生像。元来頭脳明晰で知的好奇心旺盛。理財の方面にも長けていた。とにかく優秀な人なのだ。先生らにより素朴な測量器具で製作された日本地図が驚くべき精度を持つことはよく知られている。今回、糸魚川事件というのがあったことを知る。伊能先生は直接関係していないようだが、姫川に架かる橋上で測量をしている時に、弟子が地元の役人と揉め事を起こしたらしい。役人が糸魚川藩に訴え、幕府の知るところとなる。これは伊能先生の師、高橋至時が事態収拾に動いたという。

f:id:guangtailang:20190727193553j:imagef:id:guangtailang:20190727193602j:image水郷佐原の町並み。自宅からおよそ80km。

f:id:guangtailang:20190727193610j:image目立つ場所に建っていながら廃墟と化しているカメラの三越。全国津々浦々にある昭和の遺構。

帰り路、時間も悪かったのだが花火大会の道路封鎖に遭ってしまい、ぐるぐる迂回して帰宅。自宅のベランダから見えるような見えないような花火を見た。音は臨場感あるが。

f:id:guangtailang:20190728212602j:image28日。明け方にザーザーいう雨音を聞いたが、午前9時に起きるとすっかり止んでおり晴れそうな空色だ。午前10時半、錦糸町でHさんの知り合いのおばさんZを拾い、常磐道をひた走る。このふた月で3回目のブルーベリー農園。前2回は曇天だったが、今日は照りつける太陽に肌は焼け、額から汗が滴り落ちる。おばさんZが園内にバッグを持ち込むからあとで中身を確認してくれとか、クルマに置いて盗られたら責任をとってくれるのかとか横柄な物言いをするが、園主の奥さんは柔和な笑顔で対応している。おばさんZは上海人である。Hさんも上海語が喋れるから、後部座席でペチャクチャされてもまるで聞き取れない。

f:id:guangtailang:20190728212624j:image2.7kgのブルーベリーを狩ったあと、僕の提案で筑波山に上る。愛しき大地の地図(部分)。自宅からおよそ80km。

f:id:guangtailang:20190728212649j:image日光避けか、ロープウェイのガラスに色がついており、ちょっとくすんだ感じに映る。

f:id:guangtailang:20190728212823j:imagef:id:guangtailang:20190728212834j:image女体山山頂(877m)。中国人はこの山名をどう捉えるのだろう。

f:id:guangtailang:20190728212847j:image伊能先生、茨城県は犬の形をしているのですか?

f:id:guangtailang:20190728212857j:image女体山の麓でおちんちんちょこれーとって、何を売っとんねん。

帰路、常磐道で事故渋滞あり。30分ほどロスするが、後部座席は相変わらずにぎやかだ。おばさんZから干し梅(話梅)に似た味道の蜜柑の皮と、あと鼠のうんこのような食べ物を貰う。午後6時半帰宅。

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