川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

ネモフィラ渋滞からの脱出

常磐道が変に渋滞していて、おかしいとは思った。そのうち気がついた。ネモフィラをみるための渋滞だ。今日は4月21日か。ぬかったわ。那珂湊おさかな市場周辺の渋滞も酷かったよ。市場までの一本道で、微動だにしない。呼子イカ渋滞を思い出した。2時間以上のロス。Hさんと朋友の上海人も後部座席でさすがにうんざりしていた。目的地の変更を余儀なくされる。この一帯から大洗へ脱出し、洒落た構えの海鮮の店に入る。時刻はすでに午後2時を廻っていたが、この店がまた混雑していて、やっと座れたと思ったら料理の提供が遅い。でも竹筒の見栄えは良いし、味道も良かった。Hさんが食材を很嫩だと評する。廃材で適当につくったようでいてその実巧緻にデザインされているゾウの親子も愉快だった。朋友にご馳走になる。

※嫩(nen4 植物の芽・果実や人の肌などが若い、柔らかい、みずみずしい)

f:id:guangtailang:20190421194515j:imagef:id:guangtailang:20190421194631j:image帰り路に鹿島灘海浜公園に寄る。時間も夕方に近く、少し肌寒かった。こういう人の少ない海辺は趣きがある。ブルーグレーの階調。

f:id:guangtailang:20190421194646j:plain園内の農産物直売所でふたりの方に寄っていくと、カゴにどすんとタケノコを入れられた。中国人と買い物をしていると冗談か本気かわからない行為がたまにあるが、これもそんなうちの一個。江南地方出身のふたりはタケノコの調理について議論し始め、さらにはレジの服務員にふたつに切ってくれと要求、隣りの食堂からおばさんが出てきて、皮のまま切ります?中身は硬いですか?硬くないよ、包丁で切れる。あたしやってもいいよ。社長に訊いてきますといって待たされ、切っていいという答えをもらい、やりますとおばさんが厨房に戻っていった。そして、縦に半分になったタケノコとぬかをふたりはそれぞれのビニル袋に入れる。Hさんがタケノコの断面をみて很嫩だと評する。東関東自動車道は少しも混まなかったが、京葉道路が例によって幕張附近で渋滞した。

f:id:guangtailang:20190421194720j:image