川の照り

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

ビニルハウスから回遊式庭園へ

鹿沼市。栃木県中西部に位置し、人口9万6千。地図でみると宇都宮市の左隣り、日光市の下。自宅からおよそ120km。Hさんリクエストのいちご狩りと、以前から機会があれば行ってみたかった古峯園を合わせると、ここになる。

最初に訪れたいちご園は予約優先で、本日はいっぱいのため予約なしの客は受け付けられないという。Hさんはびっくりし、私が困ったなあ、せっかく来たのに、と初老の男の前で口に出して云うと、奥から責任者らしい男が出てきてB4ほどのペーパーを示し、別のいちご園を紹介してくれた。予約した方がいいと思いますよと云うので、クルマに戻って電話した。女性が出て、受け付けられるという。15分ほどで行けると思うので、よろしくお願いします。電話を切りながら、女性のイントネーションにこの土地の方言か何かをほんの少し感じた。きれいに整備された公園に接していちご園はあった。里山というのか、のどかな風景だ。受付で名前を云うと、電話の女性のようである。30分食べ放題、1,200円。お金を払うとロッカーに荷物を入れる際の100円を返してくれる。女性のあとについてビニルハウスに向かう。Hさんが中国語を喋ると、女性が中国のどちらの方ですかと云う。こういう時、わかりやすいようにHさんは上海と答える。実は私も中国から来たんです、と女性。ああ、これがさっきの電話で感じた方言か何かの正体だったのか、と私は合点がいった。女性の日本語はほぼネイティヴと変わらず、わずかに中国語の発音に引っ張られることがあった。それとて日本語の方言かと聞きまがう程度のものだ。じゃあ、彼女に中国語で説明してもらおうかな、と私が云っても、もうほとんど忘れてしまいましたと女性は日本語しか話さなかった。 

f:id:guangtailang:20190420183207j:image我々ふたりで貸切りのビニルハウス。とちおとめは甘い。もぎっているうちに気が付いたが、葉の外に飛び出して垂れているやつは陽が当たりぬるまっている。葉のあいだに隠れているやつがひんやりして良いのだった。受付でとちひめを買ったが、これは市場に出回らず、地元で消費されているとか聞いたことがあるので。

f:id:guangtailang:20190420183339j:imagef:id:guangtailang:20190420183434j:imagef:id:guangtailang:20190420183508j:image古峯園(こほうえん)はいちご園から20km以上離れていた。もう日光に近いくらいなんだな。古峯神社(ふるみねじんじゃ)の庭園で、面積は82,500㎡(25,000坪)。広いのもそうなのだろうが、立派さに圧倒された。回遊式庭園というのはいくつも廻ったことがあるが、ここは個人的にベストかも知れない。右の石垣の上に茶屋があるらしいのだが、現在は解体・工事中。ところで、帰ってきてから気が付いたが、園内は撮影禁止だとパンフレットにある。ちょっとそれはないだろうと思う。旧古河庭園が撮影禁止だと聞いて、行ってやるかと思っているのだが、遊歩するための庭園なのだからマナーを守って撮っている分にはいいだろうよ。

f:id:guangtailang:20190420183613j:imagef:id:guangtailang:20190420183657j:imagef:id:guangtailang:20190420183725j:image佐野SAで軽食を食らい、渋滞することなく帰宅。

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