川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

消された電灯

福建喫茶は今月26日まで休業している。春節時期に一時帰国したのか、今月の2週目に紙ぺらがシャッターに貼られていた。微信で送った新年の挨拶に返事はない。

それで新規開拓、バス停の真ん前のマンション1階に構えて、奥まった入口が待ち人の雨宿りの場としても機能している中国料理店に入ってみた。この手の店にありがちな、何度か経営者が変わり、店名が変わりながら現在に至っている。旧店名の時に何度か来たことがあるが、途中で师傅が変わったのか、味道も変わってしまった。酢豚定食、700円を注文。服務員の女性1名、师傅の男性1名でやっているようだ。午前11時半で少し早かったが、この手の店にありがちな、客のいない空間の電灯は消しております、が励行されている。昼間から焼き餃子に瓶ビールの斜めに腰掛けたおやじがおり、なんとなく羨ましかった。

さて、酢豚もご飯も非常にヴォリュームがあるのだが、豚肉が角切りに限らず、薄切りも混じっている。味道はまあいけるのだが、なんなら薄切りの分量の方が多い。やや違和感がある(あとで検索してみると、薄切りの酢豚もあるようだ)。それと、米がやっぱり多い。食い切れず少し残した。700円(税込)はリーズナブルと思う。附近でマンション建設を行っているせいか、正午近くになると肉労系の男たちが続々入店し、ご飯の大盛りを注文していた。 私は何も云っていないが、太り肉の躰をみて、勝手に大盛りにされてしまったのだろう。電灯もすべてが点いた。

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【追伸 2019.02.20】今日、微信のモーメンツをみていると、福建喫茶のママが大陸に帰省し、親族と楽しそうにしている照片が出てきた。ちょっと安心する。