川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

歳末

新居の3階にベッドを据えましたが、クロゼットは全部Hさんが使っており、基本的に彼女の部屋です。それはこの家を最初にふたりでみたとき、2階の和室は好まない、特に畳の匂いが気になるとHさんが云い、それならあなたが3階、2階は私の書斎にするけれど、という風に提案したのでした。

荷物もあらかた片付いて、それらしく見えてきた時点で1枚撮影。当面の問題は、右手前の本棚が畳と絨毯と板の間の上に乗っかっている関係でやや安定を欠き、そのくせ固定しようにも突っ張り棒だと天井板がべこべこと凹み柔らかい、長押にL型の金具を打ちつけてもいいが、装飾材だからそんなに強度があるとは思えない。さてどうするかといったところです。まあ、収納する際に配慮して、上部段の手前にはDVDしか入れていません。それで奥に比較的重みのある単行本を入れるようにしました。f:id:guangtailang:20181228094958j:image26日。2箇月に1度用事のある錦糸町で昼飯。服務員に相席を案内される。席に座ると正面の壁に水煮魚1,180円、その上に鍋包肉880円の写真が貼ってある。誘惑を感じるが、昼間にいちにんでこれらを注文するのはなんとなく憚られる。黒胡椒のササミ炒め定食650円にする。菜も米もけっこうなヴォリュームだ。スープのとろみもなかなか。味道は良い。この店はこの街に何店舗か構えている。服務員同士の会話に反舌音が頻繁に発せられる。f:id:guangtailang:20181228095035j:image夜、ダウンジャケットを纏い、川沿いをウォーク。ウレタン敷きジョギングコースの以前の始点を今回は折り返し点にして数キロ。住宅街を歩いて帰る途中、拍子木を打ち鳴らしながら「火の用心!」を連呼する町会の夜警とすれ違う。私たちが中国語で会話していると、なかのいちにん、70絡みのおっさんがじろんことこちらをみた。「シンクーラー(辛苦了)!」と声高に夜空に向かって私叫ぶ。f:id:guangtailang:20181228095104j:image事務所の階段の踊り場に母親が飾った。神戸の友人が猪とは関係なく、家にある鼠でつくったという。f:id:guangtailang:20181228095119j:image