川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

老外灘 ~寧波~

14日夕刻、宿に到着。ウェルカムドリンクがあったり、フロントの右側に下のようなスペースがあったり、瀟洒なホテルだ。亚朵酒店(ヤードゥオジィョォディエン)。ここもディンディンが予約した。f:id:guangtailang:20180819233658j:image部屋には老外滩(ラオワイタン)の大きなパネルが据えてある。荷物を置くと、晩飯に繰り出す。ちなみに私はHさん、Hさんの妹と同室だ。フロントで服務員にバスタオルと歯ブラシの追加を頼む。f:id:guangtailang:20180819233844j:plain店名、贴阁碧(ティエグービー)は寧波方言で「お隣さん」の意味だそう。寧波で人気の店らしい。メニューの冊子は特になく、手机(携帯)をテーブル上のQRコードにかざし、画面を見ながら注文する。服務員におすすめを訊いても、それも画面を見て指さす。ところで、ディンディンが知らない男性に声をかける際、よく「师傅(シーフ)」を使っていた。辞書で調べるとこれは「(技藝を伝える)師匠、親方」などという意味を持つのだが、呼びかけとしては「ある技術を身につけた成年男性」全般に使えるようだ。「服务员」と若干ニュアンスが違うとすれば、「师傅」は主にブルーカラーの男性に対して使っている感じがする。f:id:guangtailang:20180820000440j:image
腹ごなしに寧波の夜景を楽しみながら散歩する。f:id:guangtailang:20180820000432j:imagef:id:guangtailang:20180820000932j:image
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川沿いを歩いている時から聞こえていたが、橋の下にギターを爪弾きながら歌唱している若い男がおり、その技倆もさることながら彼の歌声が抜群に良かった。川風に乗ってゆったりと流れてくるバラードに、連れの女性たちも聴き入っているようだ。日本でいえば爽やかな浪人生といった風体の彼は、歌声ひとつで女を蕩けさせる。ちなみに帰りも同じ道を通ったのだが、その時はショートカットの若い女性が周杰伦(ヂョウ・ジエルン/ジェイ・チョウ)の「七里香」を唱っており、その崩し方が独特で、クセがすごかった。f:id:guangtailang:20180820000436j:imagef:id:guangtailang:20180820002641j:image
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この照片は我ながらなかなかやんけ。寧波の外灘は上海に比べ、おっとりしている。f:id:guangtailang:20180820000403j:image
ホテルに戻りいくらもしないうちに雨が降ってきた。傍らにいたHさんの妹が「运气不错(運がいいね)」と呟く。f:id:guangtailang:20180820000350j:image翌朝15日、ロビー。日活ロマンポルノの女優のような風体でソファに座るHさん。今日はこれから天一阁(ティエンイーグー)を見て、のち舟山島へ移動する。f:id:guangtailang:20180820030335j:image
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【2018.8.24 追記

Hさんとつき合い始めた頃、あれはもう3年半前か、彼女の強い要望で上野のカラオケに行った。そこで彼女自身はまったく唱わないくせに、私に中国語の歌曲を唱ってくれとせがみ、私は同じ上野の大通りを渡った向うの横丁で鍛錬した任贤齐(レン・シェンチー/リッチー・レン)の「任逍遥」、「我是一只魚」、ジェイ・チョウの「七里香」などを唱った。その時、私は直立してマイクを握り、画面を見ているのだが、Hさんが横からそれをずっと動画で撮っていた。これが微信でディンディンに送られていたらしい。彼が車中でおもむろに任贤齐を流し始め、「G叔叔(シュシュ)、これ唱ってたでしょ。明日の夜でも行って、みんなで唱おうか」などと言ってにやにやしている。彼は「心太软」「对面的女孩看过来」などを楽し気に口ずさんでる。結局、今回KTVには行かなかったが。