川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

九州

f:id:guangtailang:20180619124001j:image仕事の関係でウィークデイを北九州で過ごしている友人がいるが、彼がこちらに帰ってこない週末に行った呼子イカをたびたび絶讃しており、私は最近俄かにそのことが気になり始めた。その友人SPはじめ呼子イカの活き造りを食べた人は皆、その透明さ、新鮮さ、甘さを言う。不肖、私は東京の白いイカしか食べたことがない。そもそも私は九州自体、申し訳程度に一度上陸しただけなのだ。高校の修学旅行で博多に着地し、でもそこは経由地で、長崎と阿蘇山に行った。だから県単位でも、佐賀、大分、宮崎、鹿児島は未踏だ。福岡だって何も見ていないに等しい。Hさんが母親の見舞い、ビジネス、その他諸々の用事で帰国したのち、一人旅で呼子を訪れ、剣先イカの活き造りを皮切りにイカ尽くしで満腹になる。虹の松原を眺める。唐津の町をぶらぶらする。『神様のくれた赤ん坊』(前田陽一/1979/91分)は主に九州北部が舞台で、唐津も重要な場所として出てきたけれども、あれから40年だものな、随分変わっているだろうが、行くなら事前に観直してみようか。隅田川に架かる橋を亙りながらそんなプランを思い描き、私はにんまりとした。

【追記】本日、ロシアW杯にて日本がコロンビアに2対1で勝利しました。前回大会のリベンジはもとより、アジア勢として初めて南米勢に勝った歴史的快挙とのことです。この後にある同じグループHのポーランドセネガルも観ようと思います。