2009年4月17日、下関、人口28万(当時)。この時は一生に一度くらい萩を見ておくかという気持ちで、小倉まで新幹線で行き、下関に戻ってちょっと観光してから日本海沿いを時計廻りに萩に向かったのだった。サムネイルでぱっと見て、もう西日本という感じがある。四国なんかもサムネイルでぱっと見てそう思う。気候ののどかさが写っているのか。
みもすそ川公園の黒々しい長州砲レプリカ(原寸大)。ここから英、米、仏、蘭の4か国連合艦隊に砲弾を浴びせたが、大砲のレベルが圧倒的に違い、長州藩は大敗を喫する。
4月18日、朝。
長州萩に生まれた時山は、越後長岡で没する。
こともなき世「に」なのか、なき世「を」なのか問題。
美しい日本海。
周防国熊毛郡束荷村(現光市)に生まれた伊藤は、旧満州ハルピン駅で暗殺される。
菊ヶ浜。夕陽で有名なことはあらかじめ調べていて、レンタサイクルをぎこぎこ漕いで沈む前になんとかたどり着いた。エロティックな関係の(と思しき)ふたりが夕陽を眺めていたので、つい撮ってしまった。
4月19日。今みると、天候に非常に恵まれた旅だった。萩市、人口47,000余人。三方を山に囲まれ、交通は現在に至るもきわめて不便。完全なる僻地だが、幕末にここの人たちが残したインパクトは凄まじいものがある。