川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

林檎の傷

f:id:guangtailang:20171208090629j:imagef:id:guangtailang:20171208090641j:imagef:id:guangtailang:20171208090654j:imageもう何年も河井継之助記念館の友の会に入っている。こうして定期的に封筒が郵送されてきて、なかには会報「峠」と、最近は長岡開府400年の記念事業の一環なのかな、「ROOTS400」という冊子が同封されている。正直、熟読はしないのだが、事務所でぺらぺら捲っている。東京にいながら、これらで長岡に繫がっている気がする。

平成30年が開府400年にあたるそうです。

事務所で愛用しているコズミックな定規。

長野県上田の林檎。林檎の産地といえば青森県弘前はじめ同県津軽地方がまず挙げられると思うが、個人的には上田の林檎がいちばんうまい。元々は6、7年前に両親がJA信州うえだで買ってきた林檎が、「これが林檎の味というものか!」と家族皆が感覚と認識を新たにするほどおいしく、爾来、毎年冬のイベントのように彼らが上田までドライブして、箱買いしてきてくれるのだ。

先月、母親が向うに連絡を取ると、5月末の降雹で林檎が傷だらけになった、見た目は悪いが味に遜色はないので、それでよければと言われたらしい。両親は行くつもりだった。が、神戸の祖母が入院したり、両親の友人が亡くなったりしているうちに行けなくなり、郵送で送ってもらうことにした。

届いた林檎にはたしかに裂傷があったが、これらはましなやつなのだと思う。もっとひどいのを画像で見た。中身に影響はなく、食べてみると濃厚でやっぱりうまい。樹木にぶら下がっている以上、雹の攻撃を避けようなくただ浴び続けた。この傷は勲章のようで恰好良い。