11月12日、上海。軌道交通4、10号線海倫路站そばの漢庭酒店に泊まる。日本のビジネスホテルみたいなもので、チェーン展開しているからいろんな場所で目にする。
この場所、虹口(ホンコウ・ホンキュウ)は上海が「魔都」と呼ばれ始めた頃(1920~1930年代)には日本人が多く居住していたエリアだ。朝飯はホテルの建物1階に入っている店で牛肉刀削麺を食う。18元。
午前9時にHさんの老朋友の老板、つまりは昔なじみの友人の上司の車に乗っけてもらい朱家角(ヂュージアジャオ)へ。そこは上海中心部から最も近い水郷古鎮として知られている。距離にして50km弱。所在は一応上海市青浦区である。粽子(ちまき)が名産らしく、こうやって巻くのよと実演販売している。
朱家角にはさまざまな橋が架かっているのだが、その中でいちばん有名な放生橋へ行くための近道を見つける。曲がりくねった路地は民家の軒先を通るような具合でなかなか面白かった。後姿を見せているのが、老板。渋い声を持っていて、魅力的な人だ。この度はお世話になりました。
放生橋の上から。そして、離れて眺めてみる。