川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

牛久大仏

f:id:guangtailang:20170906141015j:plainf:id:guangtailang:20170906141057j:plainf:id:guangtailang:20170914142627j:plain牛久といえば、大仏。全高120ⅿ。1992年12月完成。螺髪1個あたりの重量200kg。のっぺりした平野を走る車窓から、遠目にあるなみえるな、と思う。『下妻物語』(2004)のクライマックス、ヤンキー同士の決斗の場面でもその偉容を見せていた。しかし行ったことはなかった。

ある晴れた休日、意を決して(というほどのこともないが)牛久へ向かい、大仏様の胎内を上ってきた。近づけば近づくほど、その大きさに圧倒される。エレヴェーターで展望台に上るまで列に並んで待たされたが、カップルや若い親子、初老の夫妻などが多く、私のようにいちにんで来ている人はいないようだった。帰り際、何度か振り返って見上げた。

人によってはB級スポット、珍スポットにカテゴライズするだろう牛久の大仏様だが、のっぺりした平野に屹立する姿、私はとても好きである。

友人の奥さんが牛久市の北に位置する阿見町の出身で、この一帯の事情は知悉していると思うので、今後、いろいろと教えを乞いたい。